どこか期待するもの
掲載日:2026/10/19
みぞれまじりに変わった
街ゆく人の波
いちばん最初に
わたしが気づいたとしても
何の得にもならないね
もしも、
わたしの気持ち次第で
雪だけがとけて
雨に戻ったとしても
傘を閉じたりなんかしない
いまはこうして
ときどき空を眺めては
わたしの中だけ
ため息まじりの雨に変わったこと
うらやんでいる
気のせいかな
さっきより
気温がほんの少しだけ
上がった気がする
も一度、空を眺めてみた
ため息まじりの雨は
わたしの中から消えていた
いまは
前に進むための準備だけで
忙しいの・・
わたしの他に
同調してくれる人がいたとして
笑顔で語れるなら
何かに期待しては
この街から
歩き出した
わたしの頬も緩みだして
この雨の冷たさに
負けないようにと想う




