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4滴目「事実」

土曜日に檸音から大事な話をされた葵。内容は部活を辞めたということだったが、葵は少し引っかかる様子。しかし今はどうしようもないので一通り話終え家に帰り、翌週の月曜日になりました。

やっぱり引っかかる


あれから何度か檸音から話されたことを振り返ったが、「大事な話をする」に対して「部活を辞めた」というのは少し大袈裟な気がする。

それにやめた理由が部活に合わなかっただなんて、、、

いくらなんでもおかしい気がする


「なーにしてんの?あおい!」

「あー、瑞希(みずき)


小学校から幼なじみの瑞希

いつも元気がよくみんなから人気者

いわゆるムードメーカーってやつ


「え、あおい、目のクマやばいよ?なんかあったっしょ」

「うそ?そんなクマやばいかな?まぁちょっと寝不足ではあるかなぁ」

「なになになにー?これはなんかあったなぁー?まさか檸音がなんかやらかしたんでしょー!みずき様に言ってごらんー」


瑞希も僕の周りで檸音と付き合っていることを知っている数少ない人の1人だ


そして瑞希はいつも変に勘がいい


「なんか檸音が部活辞めたんだけど、やめた理由がなんかしっくり来なくて」


僕は瑞希に一昨日檸音と話したことを伝えた


「んー、確かに引っかかる、、、なんか檸音って話盛る節あるよねぇ」

「いや、話盛るとは少し違う気がするけど、、、まぁそういう事なんだよねぇ」

「なんか部活間であったんじゃないのー?それか怪我したとか」

「んー、友達とは仲はいいだろうし、見た感じ怪我もしてなさそうなんだよねぇ、、、それに檸音からラムネの匂いも一瞬しなくなったし、、、」

「あのさぁ、そのラムネの匂いってなんなの?檸音と()()()()()()()()()ずぅーと言ってるけど」

「いや、僕も分からないんだよ。でも確かにするんだよ!檸音だけからラムネの匂いが」

「えー、なんかそこまで言われたら羨ましぃなぁ、なんかカップルの絆ってやつみたい」

「えー、そうかなぁ笑」

「照れんなよ」


そう言って瑞希は同じ部活の友達の所へ行った


ラムネの匂い、、、ずっっとこれだけは分からない

どうしてするんだろう、、、


〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎


『おーい!葵!昼飯食べようぜ』

「あ、檸音!待ってすぐ行く!」


僕たちはいつも人があまり来ない屋上で

お弁当を一緒に食べている


『お、今日の葵の弁当唐揚げ入ってんじゃん!1個ちょーだいよ!』

「えー、じゃあ檸音のお弁当から交換しようよ」

『んー、ミニトマトとか?』

「なんでお肉と野菜を交換するんだよ!」

『ダメかぁ笑じゃあ卵焼き!葵俺の家の卵焼き好きだろ?』

「うん!それならいいよ!」

『やったぁー!唐揚げゲットォー!』


嬉しそうだ

檸音はいつも僕のお弁当を見ては欲しいものを言ってくる


まぁあげた後の顔が好きだからあげちゃうけど


『んー!うめぇー!』

「ふふっ良かった〜、、、あ、そういえばさ檸音」

『ん?何?』

「本当はなんで部活やめたの?俺には合わなかった〜なんて理由じゃないでしょ?」

『、、、やっぱり気づきますぅ?誤魔化そうとしたのになぁ』

「僕に隠し事なんてできたことないでしょ笑」

『くっそぉ勘が鋭いヤツめ、、、確かに理由はそんなんじゃないよ』

『本当は、、、体を痛めたんだよ』


瑞希の予想通りだ

でもどこを怪我したんだろう


「どこ怪我したの?見た感じ大丈夫そうだけど?」

『んーとねぇ、なんて言ったらいいかなぁ?外からの怪我じゃなくて内側の怪我っていうか』

「内側?」

『そうそう、足の肉離れ的な!そんな感じのやつが起きたんだよ』

「えー、痛そぅ、、、でもどこ?」

『え?えっとねー、なんか俺もよくわかんないんだよねぇ』

「ん?どういうこと?」

『いやさ、なんかスパイクする時に体全体に違和感があってさ、病院行った時に医者からとりあえず部活はもうしない方がいいってさ』

「えー何それ、なんか可哀想、、、」

『それなぁ?マジ俺可愛そう』

「いや自分で言ったらダメなんだよ笑」


やっぱり怪我だったんだ

想像してた怪我とは少し違うけど

今は元気そうだから少し安心した


『まぁ、もういいんだよ!葵との時間も増えるしさ!』

「それもそうだね、一応檸音の体調気にしつつお出かけとか行きたいね」

『そうそう!もうすぐ夏休みだしさ!海とか川とか遊園地とか・・・』

「待って待って笑!!めっちゃ行きたいとこあるじゃん笑!!」

『だって葵と一緒に行きたいんだもん!!』

『あ!そうそう!!これは絶対外せない!!』

「え?なに?」





『花火大会!!』




「あー、あれだよね?何とか神社と川の近くであるお祭りだよね?」

『そう!これだけは絶対外せない!!死んでも行く!』

「そんなに行きたいの笑?なんか思い出でもあるの?」

『えー?まぁまた花火大会近くになったら教えてあげるよぉ』


すっごいニヤニヤしてる

なんでそんなに楽しみなのだろうか?

まぁ花火大会まで1ヶ月もないし

いつか話してくれるだろう


『それよかさ葵、今日放課後時間ある?』

「あるけどどうしたの?」

『いや、ちょっと買い物着いてきて欲しいんだよね』

「全然いいけど何買うの?」




『ちょっと帽子欲しいんだよね』




4話目いかがでしたか?

やっぱり部活を辞めた理由は他がありましたね、まさか怪我をしただなんて。それにしても適当な医者ですね、症状を詳しく説明してくれないなんて、、、何か理由でもあるんでしょうか?そして!新たな登場人物「瑞希」、なんだか今後の二人の関係を大きく手助けしてくれそうな人柄ですねぇ、他にも花火大会やら海やら檸音は行きたいところが多くあるそうです、今後が楽しみですね。そういえばどうして檸音は急に帽子を買いに行ったんでしょうか?、、、

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