僕には、推しがいます!
「僕には、一生ついていきたい推しがいます」
「で、誰よ」
「近寄るだけで愛惜しくて、熱さもじんわりと伝わってくる」
「いや、誰だよ」
「いつも見るたび、貴方の顔は違っているけれど」
「そんな頻繁に整形にはいかないだろ」
「そんなことで嫌いになんかは一生なりやしない」
「出た、定型文」
「白いベッドの上に寝っ転がっているあなたが、一番美しい。輝いている」
「そっち方向に行くなよ」
「きっと僕は、あなたと共に人生を歩んでいくんでしょうね」
「やけにロマンチックだな」
「だから今日も僕はあなたを……。唐揚げ屋に買いに行く」
「唐揚げじゃねえかよ!」
完。
書いてみたかっただけです。
面白さは保障しません。(後書きにそれを書くなよ)