73 最終戦
激しい戦いの準備には時間はいらなかった。
戦いの音がし施設内に響きわたる。
このことに施設の者達は黙っているわけがなく、騒がしくなった。
「一体なんの騒ぎだ!?」
「あちらの部屋から凄まじいエネルギーを感じ取りました。攻撃態勢を整えますか?」
「エネルギー数は?」
「測定不可能です。我々は相手になりません。この場で生き残れるのはほんの数人。ほとんどの者は戦力にも及びません。」
この会話を聞き、余計に騒がしくなった施設内。逃げるもの、恐怖で気絶するもの、困惑で頭を抱える者がでてきた。
…しかし、この施設には希望がまだある。
1人、バスラ=リーベル。2人、ギャザー。3人、リンカ。そしてまたその他数名。計、100人は生き残れる。
そうなる…はずだった。
「私わかったんだよ。スマーロ。お前の正体と考えていることを。」
「っ…あっはは!ほんとに面白いことを…」
「1つ目、お前は魔物に見せかけた人間だ。」
この瞬間スマーロの顔からは笑顔が消えた。
「…ふっよくご存知で。そうさ、私は人間だ。だが多くの者が私を魔物だと恐れ、私に従っているこの現状。そう魔物と人間じゃこれ程多くの差が生まれるんだ。わかるかシカズよ。」
笑顔になって笑って見せてはまた消える。…が、どこか寂しい顔をしているうにも見えた。
「人間だからと恐れて生きないと行けないこの世界。だが多くの魔物は頭が悪い。人間はお前ら魔物よりも知能があるんだ。しかし人間は区別や差別をしたがる。そうするとどうなると思う?孤独な者が増え、息をとだえても誰にも気づかれない。差別や区別をすることで多くの者が悲しんでいるんだ。」
次、何か強い攻撃を放ってきそうだ。そう感じ、身を構えるシカズ。
「わかるかシカズよ。人間こそ愚かだ。そんな人間こそ居なくなれば…!!人間はこの私1人でいい!!そうすればこの世界はもっと良くなる!!違うか!!!」
スマーロはそう言うと、今までに見たことの無いエネルギーを放出した。その様子はまるで悪魔のよう。人間とはかけ離れたように見える。
ちょうどそこへ攻撃態勢を整えた施設の者達が部屋に突入したが、微塵もなく消え去った。
「その考えは間違ってる…!スマーロ!この世界は、魔物と人間が素晴らしく共生できている世界だ!」
「スマーロ様の意見に歯向かう奴はこの世界には要らない。」
そこに現れたのはバスラだった。この一言を聞きシカズは目を大きく開けた。
「さっさと消えてくれ。」
バズラは背中から大きな剣をとりだし、勢いよく振り下ろそうとしている。
シカズはスマーロの攻撃をかわすのに精一杯。冷や汗を1滴流した。
「…はは…消えてくれと言われて消えるような私じゃない…」
スマーロの方にバズラがつき、2対1。
圧倒的不利な状況、シカズはどうなるのか…。
つづく。
だいぶお久しぶりです
またよんでやってください。
こんな厨二な小説書いて恥ずかしいです。
暖かく、優しい目でみてください。
次回もお楽しみに…




