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70 秘密の実験を、あそこで行いましょう。

 私のお父様が…こんなやつ(顔面ぐしゃぐしゃにして泣く人)だなんて信じられない。そんなの嫌だ…


「まて!」というスマーロの声を無視して私は施設内を探索し始めた。


 逃げるなら移動魔法や転移魔法を使った方がいいのでは?と、考える人もおられるだろう。おそらくだが、それは出来ない。


 生まれたての私がこの施設を抜け出すことができたんだ。次はそんなミスをしないように施設だってなにか工夫をしているはずだ。


 また、チラッと窓からみえたのだが、ミシェルと戦った時のように外に濃い霧が見えた。普通の人ならただ単に霧だと捉えるだろうが、これは移動魔法、転移魔法を防ぐ効果があるはずだ。


 …… 探索していると、いつの間にか人気の少ないところに来てしまった。暗いし、寒いし、散らかってるし、なんか怪しい。

 目の前に磨りガラスのドアがあったので、ゆっくりと開けてみた。


 …… 部屋の真ん中に魔法陣が彫ってある。この魔法陣で何かするのかな?気になるところだ。そして、部屋の壁には実験の内容を表した絵が貼ってあった。絵を見ただけじゃあまりよくわからない。


 そうこう考えていると、後ろの方から口喧嘩をする声が聞こえてきた。


「…だから博士!この研究はやはり危険です!! お辞めになるなら今です!この研究を再開するとまた……」


「うるさい!私が正しい!私こそが正しいのだ!! 私のこの研究が上手く行けばもっと…」


 なんかやばそう…。そう思った私は部屋の中の物陰に隠れた。


 先程口喧嘩をしていた博士と研究者が私のいる部屋に入ってきた。バレたらやばいよな…。私の心臓はバクバクしている。


「準備にとりかかれ。そして、実験体を持ってくるように。」


 先程、うるさい!私が正しい!とか言ってた博士がそう命令した。

 そして、渋々と研究者は準備にとりかかった。それと同時に私は物陰からチラッと覗いて見た。


 「…これより、魔体心移動実験を再開する。」


 魔体心移動実験…?なんだそりゃ?


 「マシイタ。」


 博士がそう唱えると、床に彫ってある魔法陣が真ん中から外に向けて光った。


 「…… やはり博士!!」


 「ベンナル。静かにしなさい。」


 「…ですが!! 成功する見込みのない危険な実験など博士の身にまで影響を及ぼします!! やはり辞めましょう!」


 「静かにしろと言っているのだ!! …そろそろ私も功績を残さなくてばならない歳だ。ここで辞めてしまえば私のこの努力は無駄となる。それに、他の研究グループが先に成功を収めてみろ。その時、お前はどんな気持ちになる?どんな気分になる?」


 「…… 。」


 「わかったなら実験を再開するぞ。このままでは私はグーバド兵長呼びだ…。」



 この後起こる災難など、まだ知らない博士とシカズであった。



 つづく。

途中まで書いていた素晴らしい(素晴らしい訳ないです。大嘘です。)私の文が誤作動で消えてしまい書く気がなくなりましたが頑張りました。褒めてください。


ここまで読んでくださりありがとうございます

次回もお楽しみに…

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