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7 満たすものは幸せ。

「6 魂の回収。」

の続きです!


お腹が減った。

 シカズの目の先に映っていたのは、ご飯屋さんだった。


 俺はバズラ。シカズとカルミド、カノミドが見つかったので声をかける。


 「おい!置いていくなよ!」


 シカズは「はっ」とした。


 「…すまないバズラ。早速だが、このお店はなんだ?

 とてもいい匂いがするのだが…」


 「なんだ、お腹でも減ってるのか?」


 俺はそう思い問いかけた。


 「あぁ。…でなんなんだ?ここでご飯とやらを食べれるのか?」


 よっぽどお腹が減っているのだな。


 「そうだ。ここでご飯を食べれるぞ。」


 俺は教える。


 「…そうなのかっ!ご飯はここで食べるのだな!」


 シカズは理解した!というように言うと、吸い込まれるようにお店へと向かった。


 …すると、お店の中から店の者がでてきた。


 「おぉ!これはこれは!先程戦っておられたお2人方では!?」


 シカズは立ち止まる。


 「…あぁ、そうだ。私はシカズ。あちらにいるのはバズラだ。」


 シカズは簡単に自己紹介をした。

 すると店の者はこう言った。


 「それはそれは!我々、そして宿泊客達を助けていただいきありがとうございました!そのお礼に…私の店で是非ご飯を提供いたします!いかがですか?」


 おぉ、いいじゃねーか!

 シカズは首を縦にぶんぶん振っている。


 「いいのかっ!?ありがとう!!感謝する!!」


 そう言いシカズは言い店の者に案内されるまま店へ入っていった。俺もそれについて行く。



 視点は戻りシカズ。



 なんということだ!なんて気前がいいのだ!最高だな!この店は!

 私の気分は今、とてもいい!


 「こちらのお席でどうぞ。」


 そう店員に案内された席へ私とバズラは座る。そしてメニューという物を渡した。


 そのメニューにはご飯の名がずらーっとならんでいて、名前を読むだけでさらにお腹が減ってきた。この店はどれを頼んでもハズレはないだろう。


 「とりあえず…オススメの品を沢山持ってきてくれ!」


 「はい。承りました。」


 …品を頼んで少したったくらいに私は壁に飾ってある紙に目がはいった。


 「…バズラ、あれはなんだ?」


 その紙には"9つの色を持っていたカブリーノ様もご来店いただけました!"と書いてあった。


 「あぁ、あれはカラハブの中でも最恐のカブリーノ様のことだな。へぇ〜こんなとこにも来ていんだ。」


 バズラはそう言った。

 …え?ちょっとまってくれ、「最恐」…?それってつまりデスティーラのことか?そう…いうことだよな?


 「カブリーノ…?カラハブの中でも最恐ってことはめちゃめちゃ強いのか!?」


 「あぁ、そういう事だ。」


 バズラは平然とした顔で答える。

 私は被り物のか中で目を見開き口を大きく開け、ビックリしている。…今にも目が飛び出そうで少し痛い。


 「そういえばハロウィンももうすぐだな。」


 バズラはそう小さく呟いた。

 はっはっは!私は聞き逃さなかったぞ?


 「バズラ、ハロウィンとはなんだ?」


 「うおっ、聞こえてたのか。」


 また私の質問責めが始まった。

 するとバズラはまた丁寧に教えてくれた。


 「ハロウィンは人間の世界へ転移できる唯一の日で、今なら魂を取り放題なのだぞ!一気に強くなれるチャンスが年に1回やって来るのだ!…まぁ、転移魔法が使えないと話にならないがな。」


 私はハットする。転移魔法…。そうだ。リンカも言っていたな。"ラミカトリー"…か。


 「転移魔法が使えないと人間の世界には行けないのか?」


 私が疑問に思い問いかけるとバズラは言った。


 「そうなんだよなぁ…。この世界だと転移魔法を取得している者は少ない、だから今は魂の取り放題なんだよ。」


 「そうなのか。ちなみにだが、ハロウィンはいつなのだ?」


 バズラは目をつぶり、難しいのに顔をして言った。


 「…週間後。」


 「は?」


 2週間後?…なんて?


 「…1週間後」


 「は?」


 は?え?1週間後?


 「1週間後!?そんなの転移魔法得れるか分からないぞ!?」


 私は机を叩き勢いよく立ち上がる。

 店員が品を運んでいたが私の声にビックリし体制を崩してしまった。


 「シカズ。ここはお店だ。静かに。」


 バズラに思わず注意された。…当然の事だが静かにしないとな。…にしても1週間後だとは…。


 「…すまない。」


 ちょうどその時体制を戻した店員が品を運んで来た。

 そして料理の説明をはじめた。


 「失礼します。こちらは海でとれた魚を蒸したものです。それをバジルのソースで味付けをしました。

 続いて、こちらは森でとれたケカワシシの肉を焼いたものです。隣に添えてある果物と一緒におたべ下さい。失礼します。」


 魚に…動物の肉!!私は迷わずケカワシシのお肉の真ん中にフォークを刺し口に入れた。

 バズラは魚を。


 「んん〜!!!美味しっっっ!!なんだこれは!」


 私の口の中、頭の中は初めて食べるお肉に幸せの一言で埋め尽くされた。

 バズラも同様のようだ。美味しすぎる、幸せ以外の言葉は思いつかない。ただひたすらに私は食べる。


 その他にも沢山の料理が運ばれてきた。…こんなに食べても、どれだけ食べても無料だ。あぁ〜幸せ…


 私とバズラはその後1時間ほどご飯を食べ、お店の者に礼を言ってからそれぞれの部屋に帰った。部屋に帰る途中、私は冒険者と出会った。その冒険者の名はミラユスと言う。簡単な自己紹介をし少し話した。


 「ミラユス、私は旅に出たいのだがどこかいい場所を知らないか?」


 私はバズラの話を聞いて決めたのだ。ハロウィンの日に魂を得て強くなる。

 そしてリンカとの約束も果たせるように。


 「ん〜そうですね…強くなりたいのであれば、東のロンデリー地方はいかがでしょうか?自我のない魔物、冒険者の中ではノジラと言われる弱い魔物が沢山いて戦いやすいと思います。」


 ロンデリーにノジラ。聞いたことない言葉だがそこに行ってみよう。


 「ありがとうミラユス。明日から行ってみるよ。」


 「あぁっ、あとシカズさん!これを」


 そう言ってミラユスは地図と鞄をくれた。


 「旅先には防具店や飲食店、それから宿泊所と沢山良いところがありますよ。それらも楽しんで下さいね。

 また、どこかで会いましょう。では、幸運を祈っております。」


 「色々とありがとう。またどこかでな。」


 そう言って私達は別れた。


 バズラには出ていく時に礼を言おう。

 そう思い私は部屋に戻り、ベッドへ直行しそのまま眠りについた。


 私について来ていたカルミドは私と一緒に寝た。

 カノミドはバズラの方に。



次の日の朝。私の胸は慌てて起きたせいかドクドクしていた。


 つづく。

こんばんは、こんにちは、おはようございます!

シカズさん、旅にでるそうです!

それにしても慌てて起きてたけど大丈夫でしょうか…?


あと…もしよろしければ、ブックマーク、評価、感想

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