48 彼の元へ!
「えー…嫌です。」
そうキッパリと断られた。…ケチなんだから…。
「そう言わずにさ〜…」
「だいたい、ハロウィン祭まであと何日だと思ってるんですか!こんなことしてる場合じゃないですよね!?」
ギクッ…。確かに…そうだな。っていうか、あと…何日だっけ?
「あと2日ですよ!」
そうだそうだ。そうだった。も、もちろん…覚えていたぞ!
「よし、じゃあ明日は強くなるために、少し冒険に出かけよう。それから、今日はもう遅い。だからもう寝て、明日への体制を整えよう。」
「分かりました!」
うん、それまでは良いのだが、寝るところ…。
もしかして今日って野宿…?えっ…
「…あのー…質問、良いですか?」
「あっ、うん、どうしたテリー?」
「…今日って野宿なのでしょうか?」
だよねー!やっぱそう思うよねー!寝るとこないもんねー!
「うーん…テリーはどうしたい?」
質問を質問で返すと、少し困った顔をした。
「…どうしたいも…特に…。」
だよねー!私も聞かれてもなんて答えたらいいかわかんないもん!
「わかった!じゃあ今日は野宿だな!」
「嫌です!」
ほぼ全員がそうさけんだ。
「…あっ!いい事思いついた!宿を貸してくれる所があるぞ!」
どっちやねん。みたいな顔をして皆ずっこけてる。
皆さんは覚えているだろうか?あの人を。
「こんな夜にどこが宿を貸してくれるんですか!無理に決まってるでしょう!!」
クコロネがそう言ったように聞こえたが、右から左だ。
「よし!みんな私に捕まれ!」
不思議そうな顔をしながら皆、私の手を掴んだ。
「離すなよ!それじゃあ行くぞ!」
私はムーヴを使って、初めの場所まで戻った。
そうだ、イカサキの宿だ。あそこは0315室が空いているから、こんな夜でも泊めてくれるはずだ。
つづく。
次回もお楽しみに!




