46 森をぬけて
「…ただいま戻りました、スマーロ様。」
「…あいつはどうした?」
スマーロはミシェルを睨んだ。
「…っ…。すみませんが…連れ戻すことは出来ませんでした。」
「…なぜだ?理由を述べよ。」
それからしばらく話が続いた。ミシェルは、どういう経緯があって戻ってきたのかを説明した。
「…なるほど。はぁー…。私の右腕とはこのようなレベルだったのだな。あきれたこと。」
再びスマーロはミシェルを睨んだ。そして、にやりと笑ったのだ。
「もう貴様には用がない。なので、この世から消え去ってもらう。」
そう、用済みの操り人形はすぐに処分するのだ。
「あぁ…おっ、おやめ下さいスマーロ様!私はまだ役に…」
「最期に、言い残すことは?」
「……。憎くて仕方なかった。」
そう最期の一言を放ってミシェルの魂と自我はスマーロ様の手に吸収されてしまった。
「ふははははっ!!そろそろ食べ頃だと思ってたんだぁ〜。すまないね、ミシェル。だが、次は私の役に立つことが出来るのだぞ?後衛に思うが良い。ははははっ!」
高く、気持ち悪い笑い声が夜の空に轟いた。
視点は変わりシカズ。
「どこに行っていたんだ!一体!!」
「それはシカズ様の方じゃないですか!!どんだけ探したと思ってるんですか!?森の奥深くまで探り回ったんですよ!?」
おぉ…カルミドが怒ってる…。やっぱり怒らしてはいけない。カルミドはワンチャン私を倒そうと思えば倒せるからな。気をつけないと。
「それは…すまない…な。」
「何かお礼にくださいよ!!俺ら頑張ったんすから!」
ブルクが不満げに訴えてきた。ほほう?いいだろう。私の取っておきの料理を作ってやろう!!
「もちろんだ。最高に美味しいもん作ってやるぜ!」
つづく。
次回もおたのしみに!!




