41 更なる強みを求めていざ!
宿に戻って、私はカルミドを呼び出した。
「カルミド、私が出ていく前になんと言ったか覚えているか?」
「…はい。問題は起こすな。と。」
うん、これは覚えてたんだな。
「そうだ、問題は起こすなと言ったはずだ。なのになぜだ。何があった?」
そう問いかけると、カルミドの目が少し潤った。…そしてそれをドアの隙間から見ているブルク達。
「実は…私達は、シカズ様がでていかれた後に、街に出たんですよ。今日の夕飯の買い出しに行こうと思って…。そして帰り道の時、道でぶつかった人間がいて、その人間たちに絡まれてそうなりました。」
なんでわざわざ絡むんだよ。
「そうか…。ちゃんと謝ったのか?」
「はい。」
ということは…悪いのは相手だな。しかし相手がこの街に私達の悪い嘘話を流したりしたら…やばそうだな。
「カルミド、ハロウィン祭まであと何日か覚えているか?…あと2日だ。それまでにお前達には強くなってもらう必要性がある。」
「…となりますと?」
カルミドは目を白黒させている。
「この国を今日をもって出る。」
「え。」
「えぇぇ!」
思わずドアの隙間から見ていたブルク達も声をあげたようだ。
「では早速、荷物をまとめてくれ。この部屋は国王に許可をとって、私達の部屋にしてもらったから、必要なもの、最低限持っていくのだ。」
「分かりました。」
ドアの隙間を見るとブルク達は居なくなっていた。
「随分と身勝手に動いてしまってすまない。もし嫌であればもうここで言って…」
「そんなことないです。私は決めたんですから。私の主はあなたです。」
カルミドは微笑んだら部屋から出ていってしまった。…今度なにか美味しいもの…探しとこ。プレゼントしたら喜んでくれるかな。
そして、時は流れ皆準備が整ったよう。
「皆の意見を聞かず、勝手な行動で申し訳ない。どうか、そこは了承して欲しい。そして、私達は更なる強みを求め、強くなれるだろう。お互い切磋琢磨して、磨いていこう。」
「どこまでもついて行きますシカズさん!俺らはあんたを頼りにしてるぜ!」
「えぇ!その通り!」
「ブルク…クコロネ!」
「私も少しは認めてあげるわ!」
「我もついて行きます。」
「サエリキャ、テリー!」
私はいい仲間を持ったようだ。なんと素晴らしいことか。
「では行こう!!」
「はい!」
夜の空に私達の声が響き渡った。
「スマーロさん、どうされますか?まだしばらく泳がしておきましょうか?」
「ふっ、シカズが1人になった所を狙いなさい。焦るでないぞ?ミシェル。」
「…はい。」
つづく。
次回もお楽しみに!




