35 にんにくの…神様。
「まったく…急に何をするのだ…」
「うぬ?なぜ?」
「いや、そう言いたいのはこっちだよ!!!なんなんだよ!」
湖からでてきたのだから、「あなたが落としたのはこちらのりんご〜…」みたいなパターンかと思って期待したのに。
「魔物だから攻撃した。それ以外に理由があるとでも?」
「いやまぁ、確かに魔物だけど…国王にちゃんと許可ももらっている。」
そう言うと笑い始めた。
「はっはっ!国王を脅したのか?それともただの妄想か?」
いや、妄想でもないし、脅してもいないのだが。その言葉になんだか笑いそうになった。勝手な妄想をしているのは貴様のほうだ!はっは!とでも言ってやろうか…。
「さぁ〜どうなんでしょうね!ははっ!まぁ、言っておくが、私は邪悪な魔物じゃない。」
「よく魔物の分際でそんなことがいえるな。」
「だってほんとのことだし…。」
そう言うと余計に笑った。あたおかかよ。こいつ…。
「ははっはっ!面白い魔物だな。私の名前はポーモーナ。そちは?」
「私はシカズだ。」
私に興味を持ったのか、この国にいる理由を聞いてくれた。ポーモーナはりんごをかじりながら聞き始めた。
「ほ〜なるほど。ヒョシズを倒したのはそちなのか。」
「そうだ。まぁ、この国にはそんなに長く滞在しない。だから今回は目をつむってくれないか?」
そう言うとすんなりと受け入れてくれた。むしろ、もっと滞在しても良いのだと言ってくれた。…女神…。
集めたりんごをおじいさんに返して、私とポーモーナは話し始めた。そこで、新たに知ったことがある。
種族について、バズラに教えてもらったが、ポーモーナからは種類について教えてもらった。種類は大きく分けて、魔物類、人間類、そして神類。女神や神は、神類に分類されるそう。
神ってなにしてんだ?そう聞くと、神類にはおよそ3人いるらしい。普段は特に何もしないが、たまに集会を開くらしい。少し話はそれるが、カラハブのティラーラと神が戦っても良くて互角。つまり、神がほぼの確率で勝つらしい。
…そんな神と戦おうとしていた私、凄いね。少し前の自分尊敬するわ。
ポーモーナはりんごの女神。あと2人の神は、にんにくの神様…w、香葉の神様、らしい。…にんにくの神様とか、どんなやつだよ…。
「…なるほどな、色々とありがとう。」
「いやいや、こちらこそだ。これからもぜひ仲良くお願いしたい。良いか?シカズ?」
「…!」
そう言うと手を差し伸べてくれた。最初はあんなに敵対していたのに…。でも、認められたようで嬉しい。
「あぁ!もちろんだ!これからよろしく頼む!」
こうしてシカズは神類の1人、ポーモーナの信用を得ることができたのであった。
つづく。
にんにくの神様…ネーミングセンスが無さすぎて泣けてきます。この人も、香葉の神様も、のちのち出てきます。次回もお楽しみに




