34 湖の中には
ハロウィン祭まであと2日となった。今日は昨日仕立て屋さんに頼んだ服を取りに行く。その後はそこら辺にいるノジラ達と戦う。強くなるために。
「…おはようカルミド。よく眠れたか?」
「……はい。よく眠れました。」
カルミドは寝起きだと、感じが悪い。
「まだゆっくり寝ていていいぞ。起こしてしまってごめんな。」
「…いいえぇ〜お気になさらず〜…すゃあああ」
相変わらず寝るのが速い。3秒くらいたぞ?速すぎる…。サエリキャとテリーも、ブルクもクコロネもまだ寝ていた。時計を見てみると、時刻はなんと朝の5時。…うん、そりゃ起きないわな。
私は静かにベッドから降りて外に行く準備を始めた。外は少し明るい。見回りでもしてみようか?なんせこの国は魔物の襲来が多いからな。
…しばらくして準備ができたので、私は外に出た。人はほとんどいないが、お店にはもう灯りが灯っていた。
外に出たはいいものの、お店が開くまでの時間が長い。これからどうしようか?
「おっ…おぉ…うわぁぁあ…!」
ぬ?なんだ?年老いたおじいさんが転げている。
「どうした?大丈夫か?」
「かぼちゃ…さん…りん…りんごがぁ!!」
りん…ご?おじいさんが指さした方向を見てみると、りんごが転げ落ちている。
「…手伝おう。」
一つ一つ拾っていると時間が間に合わないと判断したため、私はムーヴを使い、速やかにりんごを回収した。
「おぉ〜!すごい!かぼちゃさん!!」
さて、残るはあと1つ…どこだ?
「かぼちゃさん!あそこ!!」
「あそ…こ…?ああっ!!」
りんごが湖に落ちかけている。私はムーヴを使って最後の一つを取ろうと思った時、風が吹いて湖に落ちてしまった。
「あぁー…」
「あちゃぁー…」
私も、おじいさんも思わず声が出てしまった。
「すまない!今拾うから…!」
私はおじいさんにそう言うと湖の中に手を突っ込んだ。…普通、りんごって水に浮くんじゃないのか?…んー…ないなぁ?なんで?透視能力で見てもどこにもない。
「かぼちゃさん!その湖に…」
「あー?なんだ?」
すると、湖の中から光沢を放ちながら美しい女神が出てきた。その女神は茶色で綺麗な瞳をゆっくりと開くとこう言った。
「邪悪な魔物よ。我がこの湖にまで手を出すか。」
「え?私が邪悪な魔物だって?」
「そのような魔物には天からの罰が必要。」
こちらの話など聞いてはくれないようだ。
「くらいなさい。マルス・プミラ!!」
「ちょ!ちょっとまっ…!!!」
つづく。
この先一体どうなってしまうんでしょうか!?
次回もお楽しみに!
短編小説もぜひ読んでください!!




