31 楽しいのは私だけ?
街に出た私達。ブルクとクコロネに道案内を受け、仕立て屋までたどり着いた。
「ここが仕立て屋さん!!」
私は被り物の中で目を輝かせる。それと、バズラから貰った白い布をきゅっとまた抱きしめた。それに気づいたブルクがきいてきた。
「シカズさん、その布、なんっすか?」
「ん?ああ、これはバズラという知り合いから貰った布でな。これをイケイケに仕立ててもらうのだ!」
「バズラ…?バズラって、あのバズラ=リーベルですか!?」
「えっ?そうだが…」
「そんな人と知り合いなんっすか!?凄いっすね!!」
どういう事だ。青緑っぽい顔のあのフランケンシュタインが有名なのか?まさかそんな…
「バズラさん、とっても強いお方なんです!」
おっとまてまてまて。それ以上話されると私のメンタルがディストゥラクションされてしまう。
「そうなんっすよ!バズラさんといえばあの大きな剣!その威力は凄くて…」
シカズ、メンタルに100ダメージ。
「そうそう!あの剣は選ばれし者しか持てないという剣で、とにかく凄いのよ!!」
…シカズは力尽きた。
「うっ…主人公である私よりバズラの方が…人気っっ!?」
ボソッと壁に向かって呟いた。まぁそんなメタい話は置いといて、お店のなかへ入ろう。
カランカラン
「はぁ〜い!いらっしゃぁ〜い!」
「わぁ、凄いわ!!」
クコロネの言う通り。ほんとに凄い。棚にある布は色とりどりで、見てみて飽きないし、飾りのボタンやレースも数え切れないほどの量だ。
「あっ!その被り物に服装!あなたってぇ…もしかしてあの魔物さん?シカズ…?とかいう名前の!」
「そうだ。私はシカズ=パンプキンだ。」
「そうそう!国王、ライダズス様からお話は沢山聞いているわ!この店舗や他のお店も無料で使えるとか…にひひ!」
「え?」
「ん?」
…それって…昨日お金稼いだ意味なくねっ!?っていうか、普通にラッキーなんですけど!?ありがとう!あの暗s…(((
国王ライダブスさん!!
「えぇっと、今日は何を仕立てに?」
「この布だ。全て任せるからイケイケにしてくれ。」
「はぁ〜い!承りましたぁ〜!!」
すごく愛想のいい人だ。名前を聞いたところ、カフェラ言うそう。可愛らしい名前だな。見た目にも合っている。
明日までには仕立てておく、と伝えられたので私達は店を後にした。次に向かうお店は食料などのお店だ!
…日がちょうど南に昇ったころ。私の気分はルンルン!ブルクとクコロネの気分はどんより…。一体何があったのかは私にも分からない。
「シカ…ズさん…。お買い物…長すぎ…。」
「それな…。もうめっちゃ疲れたんですけどー…。」
あー…なるほど。理由がわかった気がした。そういう事ね。
「別にいいじゃないか!初めて見るものばかりでお前たちも楽しそうであったではないか!」
「楽しそうにしてたのはあんただけだよ!!周りが見えなかったか!?」
おぅ…。確かに周りは見れていなかったかもしれないな…。ただ、自分の行きたい所に突き進んでいく!そんな感じで進んでいたからな。
「まぁまぁ、そう言うな!私の手料理を何かご馳走してやるから!なっ!」
「それは…ちょおっとーやめときますね。ははっ…はははっ…。」
なんか空気が悪くなったような気がした。
つづく。
こんばんは!話が全然進んでませんね!泣きそう!
次回もお楽しみに!!




