30 新しい仲間
ハロウィン祭まであと3日。今日はそれにそなえて、防具や食料を調達しに街のお店に行く!
「今日の天気は晴れ!よしよし!」
私はベッドから勢いよく起きてカーテンをシャーっっ!!って開けた。そう、今日は晴れているのだ!私はかぼちゃの被り物を被り、部屋から出た。
「シカズ様、おはようございます。」
「おぉ!おはようっカルミド!」
「んもぉー…朝から騒がしい奴が起きてきたよ…。」
サエリキャは何故かいつも癪に障ることを言ってくる。
「あん?あ!やっぱり帰りたいんだね!そっかそっか!」
「あ…いやなんでもないです。」
「おはようございます。」
次に話しかけてきたのはテリー。
「あぁ、おはようテリー。」
テリーは寝起きなようだ。…なんと言っても髪の毛が爆発している。
私達が泊まっている宿は私、カルミド、テリー、サエリキャの4人で朝から動物園のように騒がしい。
「サエリキャ!コップが倒れるでしょ!!」
「倒れませんって!」
「そうだぞサエリキャ、危ないから。」
「ぬっ!テリーまで!!うるっさいわね!!」
…とまぁ、こんな感じだ。
私はそれを横目に笑いながら街に行く準備を進める。窓から差し込む光は温かい。最近少し肌寒くなってきただろうか。…といってもまだ少ししかこの世界で過ごしていないが…。
そのまま窓の外に目をうつした。…あ!窓の外に猫がいる!!サエリキャの兄弟かな…はははっ!!
「シカズ!!だから私は猫じゃな…」
「サエリキャ?ほらもう一度言わないとだめかな?け・い…」
「あーはいはい。わかってますぅー!」
うん?あれ、猫と…狼か?なんかどっかで見たことある組み合わせ…。あっ!!もしかして!
「カルミド、あれ…!」
「えっ?なんで…あ。」
そう、クコロネとかいう猫とブルクとかいう狼だ。何しに来たんだよ…。そう思うと、猫と狼は人の姿に変身した。
…サエリキャじゃ…
「だーかーらっ!」
ぺしっ!
「サエリキャ。ほんとに帰しますよ?」
「ふんっだ!」
反抗期なのかあいつは…。まぁいい。私は窓を開けた。
「シカズ…」
「何か用か?」
「…さん!ぜひあなたの仲間に俺達を加えてくれませんか!!」
「えっ?」
私も、カルミドもここにいるもの皆が同じ言葉を発した。こいつら、もともと敵だ。何をふざけたことを…。
でも…ある意味役に立つかも?だってこいつら、施設の者だろ?侵入する時に役に立つじゃないか。
「私を施設連れ返すというのはもういいのか?」
「もちろんよ!っていうか、あの施設ブラックだし。働いてても良い意味ないし。利益ないし、得しないし。」
んんーものすんごい言い様。そんなに嫌いだったのか?
「そうそう。特にスマーロ。あいつなんなん?あの態度、あの口調!!」
ブルクもクコロネも施設が嫌いなよう。…スマーロって誰?
「スマーロって誰だ?」
「えぇ?あんた知らないの?あんたを担当していた施設の者よ。」
「へえ〜!スマーロって言うのかぁ〜!」
「今度あったらぶっk...」
ボソッて呟いたはずなのにカルミドにばれた!あんらっま!
「シカズ様、はしたない言葉は良くないですよ?」
あれ、カルミド、この前からやけに変わったな。まるで執事のよう。よしっ…あとで聞いてみるか。
「あー…ごめんっさい。」
あ、そうだ。街に行かないと。
「クコロネ、ブルク、街のことについて詳しいか?」
「え?あーまぁまぁです。」
「よし!それなら街に行くぞ!話は帰ってから聞く!」
つづく。
こんばんはっ!
次回もお楽しみに!!!




