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29 稼げたのはたったの硬貨○○枚でした。

 「な…んでも屋ですか…。またこりゃ変わったことをするなぁ〜。」


 「仕方ないだろ。他に思いつかなかったのだから…。」


 「いや、もっとあっただろ!…例えばー…料理屋さんとか!」


 「あ、それ以上は…」


 カルミドが何か言った気がするがまぁいい。


 「私の料理食べるか!?」


 「あぁー…」


 カルミドのため息が聞こえた。…きっと空耳だ空耳。…知らんけど。カルミドは兵士に目で何かを訴えかけている。それに気づいた兵士は


 「あっちょっと用事思い出したんで帰りますねー!さよならー!!!」


 風が通り過ぎるような速さでどこかへと行ってしまった。一体カルミドは何を訴えたのか…。


 「人、来ないな。」


 「はい…。場所が悪いのでは?流石に…目立たなすぎます。」


 「そうか。では場所を変えよう。人目がつくところ…街の真ん中とか?」


 「そうですね。そこにしましょう。」


 ということで、私達は場所を変えた。

 街の真ん中となるとやっぱり人が多い。こりゃ期待できそうだな。


 「ねぇ、そこのかぼちゃさん。何でも屋をしているの?」


 「あぁ。うちは何でも屋だ。」


 「それじゃぁお願いがあるのだけど…。この荷物を兵士のハマラとあう者に渡してくれない?城に居るはずだから。お代はいくらで?」


 「代金は、この国の硬貨5枚だ。」


 「はい、どうぞ。それじゃぁ、よろしく頼むわね。」


 「あぁ。おまかせを。」


 そう言って私はカルミドに店を任せてムーヴで城の中の兵士のたまり場に移動した。


 シュルルルルという音とともに魔法陣が生成された。


 「うおっ!?なんだ!?魔物か!?」


 「はい、大正解。私は魔物だ。って!そんなことはどうでもいいゆだよ!」


 「じゃあ一体何しに…?」


 「この中に、ハマラは居るか?そいつに用がある。」


 そう言うと私の後ろの方で音がした。


 「はい…私の事ですが…。」


 「渡し物だ。」


 私はハマラに荷物を渡し、即帰る。


 「あ、ありがとうございま…」


 …なんとも雑なような気もするが、こんな感じで順調にお金を稼いでいった。そして、夜。


 「さぁ!今日の合計金額を発表する!!」


 「シカズ様、ノリノリですねー。わぁーすごーい。」


 棒読み。なんだその態度は!興味がないのか!


 「今日の合計金額はぁぁ!!硬貨25枚!!」


 「すっっくっねっ!!」


 サエリキャが思わずつっこんだ。


 「なんだ?何か文句でも?」


 私はギロっと睨んだ。そんなことを言われるとイラつく。じゃあ、自分やってみろよと。


 「明日、このお金で少しお買い物をしてくる!お土産も買ってきてやるからなっ!はっはっははは!!」


 「そんなすくねぇお金で何も買えな…」


 またサエリキャがイラつくことを言ったので、私はサエリキャに手を向け、ニコニコ笑顔でカルミドに話しかける。


 「こいつ、帰してもいい?あはっ!」


 「はい!もちろんでございますシカズ様!」


 よかった。カルミドも乗ってくれた!が、サエリキャは嫌なよう。


 「ちょっとまってさー!あたしこの世界に久々に来たんだよ!?もうちょっと長いさしてくれても!!」


 「カルミドも了承しているんだ!という事だからばいばーい!!」


 「あぁぁごめんなさいごめんなさい!!先程の言葉を取り消します!!!」


 「ふむ。ならよし。」


 こんなそんなで結構ガヤガヤした1日だった。



 つづく。

次回もお楽しみに!!

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