26 強すぎるのは反則です!!
「さて、我の攻撃もうけるがよい!」
「シカズ様ぁぁー!!」
カルミドが叫ぶもヒョシズの攻撃は命中。もくもくとたつ砂埃で何も見えない。
「ゲホッゲホッ…今のは痛かった…」
こんな反則的な攻撃あるのか…。強すぎる…。ライダブス、こんなやつと戦ってただなんて凄すぎる。ピキっと音がして私のかぼちゃの被り物に少しひびが入った。
「ほほぉー、この攻撃で生き残るとは!」
「当たり前だ…こんなとこで死んではなんの出番もないじゃないか。」
「はっはっは!面白いことを言うかぼちゃだ!気に入った!」
…はい?施設の者に気に入られても何も嬉しくないんですけど…。
「今回こ我らが来たのはお前を施設まで連れ帰ることだ。今素直に聞き入れてくれるなら、これ以上攻撃はしない。抵抗するというなら容赦はせん。さぁ、どうする?」
…こんな奴に勝てるのか…?負けるんじゃないか?ゲラーカンの時でさえ危なかったのに、これほどまでの奴が来るとは思わなかった。
「私は抵抗を選ぼう。」
「…はっ!シカズ様!私もお力に…!」
「大丈夫だ。カルミドにたよってばかりじゃ情けないからな。」
「そんな…」
シカズに頼られることが嬉しかったのに…そんな顔をしながら下をむいた。…だけど、その顔はほんの数秒で笑い顔に変わった。
「抵抗を選ぶなど…!!それほど我に勝てるとでも思っているのか!!」
「正直、勝てる割合なんてほぼない。だけど、それでも抵抗してやると決めたんだ。」
「…召喚魔法…ラサニマラ。」
「ははは!いいぞ!ますます気に入った!では、最終戦とでもいこうか。」
「あぁ!!」
お互い戦おうと思った時だった。私とヒョシズの間に1匹の黒猫が通った。何だこの猫…?
「クコロネなのか!?」
ヒョシズがそう言うとその猫は人へと姿をかえた。
「はい?あたしはここじゃない、別の異世界から召喚されて一時的にここに来ただけですけどー!クコロネって誰よ!そんなダサい名前じゃないわ!あたしの名前はサエリキャ!しっかり覚えときなさいよー!」
なんだこの猫…。
「ぬっ!あたしは猫じゃないって!魔女よ魔女!ただ姿を変えてただけ!んで?あんたがシカズ?なかなか強いじゃないの。ねぇー、カルミドさん、あたしどうしたらいいのー?」
は…カルミドが召喚したのこの猫?
「だから猫じゃないって!!」
心まで読めるのか…。
「サエリキャ、私の主人になんてことをいうんですか?ほら、教えたでしょう。け・い・ご。」
「は?こいつカルミドさんより強いの?」
「はい。」
カルミド、ニコニコ笑顔。でもその裏には怒りを隠してあるようだった。
「はっ…し、失礼致しましたっ!!シカズ様!!先程の御無礼、どうかお許しを…!!」
「いや…カルミド、お前の方が強いだろ!!だって私召喚魔法なんて使えないし!!」
「え?使えるじゃないですか。この魔法はシカズ様経由の魔法ですが…?」
え、はい?私いつから使えるようになってんの…?
でも…ってことは私、何か召喚出来るんだよね!
「召喚魔法!!ラサニマラ!!」
地面に魔法陣が生成され、そこから出てきたのは…
悪魔だった。
つづく。
次回もお楽しみに!!




