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25 まさかの強さで苦戦中。

 ヒョシズは物凄い奇声を放ちながらやってきた。


 「ヒョシズ、お前とまた戦う時が来るなんてな。」


 「はっ!お前なんてぱっぱらぱーだよ!」


 少し落ち着きを取り戻したヒョシズ。それにしても、ぱっぱらぱー……。…ふっ…ははっ…ははははっ!!

 ライダブスの目の色は変わり、剣を取り出した。


 「そんな剣をまだ持っていたのか!!前回でわかっただろ?その剣と腕さばきでは我には勝てんと!!」


 「昔は昔だ。今の俺は違う!」


 「何度戦っても結果は同じだ!!」


 ヒョシズは魔法攻撃、ライダブスは直接的な剣攻撃。魔物から人間に攻撃するなら魔法攻撃は最適、人間が魔物に対して攻撃するなら直接的な攻撃のほうがきく。…いい戦いになりそうだ。


 30分から1時間程たったころだろうか。


 ライダブス、疲れの果て倒れ込む。

 ヒョシズ、同様に疲れの果て倒れ込む。


 「おぬしの力はやはり強いな。」


 「人間であるライダブス、お前がここまでまた腕を上げたなんてな。」


 両者とてもいい戦いだった。だが、余力はまだヒョシズのほうがあるように見受けられる。


 「だが、この戦いももう終わりだ。我の方がやはりまだ余力は残っている。」


 ほらやっぱり。


 「ははっ…今回こそ俺の負けだな。あぁ、いいとも。もう何も心残りはない。」


 ライダブス、お前!国、どうすんだよ!

 ここまで私の出番がなかったのは少し…少しだぞ?辛かったが、ここからようやく私の出番がきたな!


 「良い戦いだった。じゃあな、ライダブ…」


 「まだ諦めるのは早いんじゃないのか?お前にはまだ国もあるだろう?」


 「…シカズ…?」


 そう!やっとここで私の出番!!まぁってましたー!!

 内心めちゃめちゃハッピーだけどここはクールキャラで。


 「お前は俺を守る必要なんてないのだ。そこをどけ。俺は負けたんだ。それに俺は施設の…」


 「…お前の過去は承知の上だ。それにお前も言ってたじゃないか。"昔は昔"だと。今はこの国の王だ。そんな簡単に敗れていいのか?」


 「お前は俺の秘密を幾つ知っているんだ…。お前は…いい魔物だな。改めて認めよう…。」


 だいぶ弱ってるな。回復魔法でもかけてやろうか。

 でもそんな暇はなかった。


 「シカズだったか、お前は見るからに弱そうだな!!」


 …。


 「その被り物、顔を見せたくないんだろ!恥ずかしがり屋だからだろ!」


 …はい?


 「それに…」


 「ちょぉーっと黙ってくれる?」


 何こいつ勘違いしてんだ?大丈夫か?どう解釈したらそういう考えになるんだよ。


 「黙れといって誰が黙るか。さぁ、いくらでも攻撃してこい!」


 「あ、いいんだな?その言葉、取り消すなら今のうちだぞ?」


 ヒョシズは鼻で私のことを笑った。もう本当にやっちゃうからな。そう、みなさんお馴染みのあの魔法で。


 「サクリファイス。」


 私の攻撃、ヒョシズにHIT!さぁ、どうだ?


 「ほう、パンプキン族の代表魔法か。威力もいいし素晴らしいできだな。だが、我はセシイカズを持っているんだ。残念だったな。」


 「…!?」


 そんな…!!



 つづく。




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