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ステータスアップ

>「来たか、レイダー」

>レイダーが父親の仕事部屋に入ると入って来るのを待ってたと声を掛けられる。

>真剣な表情にレイダーもスイレンも唾を飲み込んだ。



 真剣な表情をしていると有りますが、何があるのでしょう?

 どんなイベントがあるのか楽しみですね。



>「お前はこれから一週間後、姉のスイレンと同じ学校に通うことになるが、やはり基礎体力といったモノが低い。編入するまで出来る限り鍛えるぞ」

>どうやら学園に編入するにいたって基礎能力が低い為に鍛えてくれるらしい。



 なるほど。

 能力が低すぎるから鍛えてくれるみたいですね。

 有難いことです。



>「とはいえ今日は既に限界まで戦ったからな。明日からでも良いぞ。まずは案内してやる」



 どうやら案内してくれるようです。

 そして例によってレズ君の後ろに付いて来ますね。

 前に並んで欲しいんですが……。

 取り敢えず部屋から出ましょう。



>「まずは外に出るぞ」


>父親の言葉にしたがい家族そろって部屋から出た。



 さて、どれだけ自由に動けるか見てみますか。

 まずは母親の部屋に行きます。



>「貴方?二人を連れて何処へ行くのかしら?」

>「家の訓練所に行くつもりだ。何があるのか説明したい」

>「一応、言っておくけど。今日は病み上がりなのに、気絶させてしまったんだし、あまり激しい運動はさせないわよね?」

>「う……うむ」


>妻の笑顔に押し黙る夫。

>どうやら尻に敷かれているようだ。

>病室ではこちらを心配して覗いてくる顔しか見れなかったために新鮮だ。

>健康体になって良かったと思わず笑ってしまう。



 このキャラの過去、重い。

 これよりも重い過去を持つキャラや生成されるって、未成年にやらせて良いの?

 許可が下りてるから出来るんだろうけど。



>「どうしたの?急に笑って?」


>レイダーが急に笑ったことに家族たち不思議がる。

>何があったかと聞かれて、思ったことを言うと抱きしめられた。



 こんなイベントがあるなんて芸が細かいですね。

 家族なのに触れ合えなかったのが抱きしめられた理由かな。

 これが貧乏人だったら、どうなっていたことか?

 後ろから余計なことは言うなと怒られていますが無視して続けます。



>「そこは違うぞ」


>「そこは今は必要ないだろ」



 姉と一緒にいるよりも自由行動の範囲が少ないです。

 しょうがないから外へと出ましょう。



>「家の隣に道場があるだろう?そこが訓練所だ」


>隣を見ると家より大きい道場がある。

>ここで訓練をするらしい。



 いや貴族の家より大きいな!



>「祖父の代に父上が望んで建てられたらしいわ。それで鍛えて騎士団長にまで上り詰めたのよ!」


>姉の父親の自慢にレイダーは感心する。

>父は二人の会話を聞いて恥ずかしそうだ。



 そりゃ裕福な金持ちが一つのことに努力して金も掛けたら、そうなるんじゃないか?

 他の者が出来るかどうかは知らないが。



>「それよりも中に入るぞ。……おはよう!」

>「おはようございます!」


>父が道場の中に入ると元気な挨拶が帰って来る。

>姉は手を振って応えている。

>レイダーは姉にもう片方の手を握られ道場にいたほとんどの者達男女関わらずに強く睨まれていた。



 ぶふっ。

 嫉妬されている。

 それにしてもスイレンは人気者ですね。

 学園で一人は出てくる成績優秀、頭脳万能、ファンクラブまである生徒会長キャラなんでしょうか?

 違う気がしますが。

 それしても生徒会長キャラって少年漫画なら少女が、少女漫画なら少年が多い気がしますね。

 実際に調べたら、どうなるか興味が湧きますね。

 俺はやりませんけど。



>「もしかしてレイダー君?」


>レイダーを睨んでいた者達の一人が名前を尋ねて来て頷く。

>そして父へと視線を向けると頷かれ涙を流し始める。

>それも一人だけではない。

>何人もだ。

>全体の数からして少ないが父へと走り寄っている。



 ふむ。

 もしかしてレズ君のことを昔から知っている者達でしょうか?

 年齢がレズ君より上だし、道場主の子供である幼い頃のレズ君を知っていてもおかしくないですね。



>「おめでとうございます!」


>「良かったねぇ……!」


>「無理はするなよ!」


>中にはレイダーに声を掛けてくれる者もいる。

>今まで病院生活をしていたのも知っているようだ。

>頭を撫でている者もいる。



 どうやらレズ君は可愛がられていたようですね。

 当たり前のように頭を撫でられています。



>「父上!私がレイダーに使い方を教えても良いでしょうか!」

>「すまない、頼む!」


>父親に人が集まっているのを見てスイレンは代わりにレイダーに教えてくれるらしい。

>レイダーも頷いた。

>流石に集まられている父親の邪魔はしたくない。



 本当は父親が教えてくれるはずだったのに何をしているんですかねぇ?

 まぁ、良いでしょう。

 どんなものがあるのでしょうか?



>「まずはこれ」


>最初に教えてもらったのはダンベル。

>これで鍛えると【力】と【体力】が増えるようだ。



 ふむ。



>「次はこれよ」


>次に教えてもらったのは縄跳び。

>これで鍛えると【敏】と【体力】が増える。

>特に【敏】が上がりやすくなる。



 特に?



>「これもあるわ」


>次はランニングマシーン。

>これで鍛えると【敏】と【体力】が増える。

>特に【体力】が上がりやすい。



 こっちは体力が上がりやすいみたいですね。



>「この三つから選んで鍛えてるようにするのよ」



 どれも【体力】が上がるみたいです。

 三つしかない上に【魔】や【器】、【知】が無いのは残念ですが、別の鍛える場所を探すしかありませんね。

 そもそも、どう見ても体力系な場所でその三つを鍛えるかと問題ですが。



>「スイレン様、来てもらって良いですか!?」

>「はい!……悪いわね。直ぐに戻って来るから、どれか実際に経験してみて」


>姉のスイレンはそう言って呼ばれた方に行く。

>さて何をしようか?



 ここで選択肢が出ましたね。

 ダンベル上げか縄跳びか、ランニングマシーン。

 ここでステータスをもう一度確認します。



≪レイダー・ズォーク≫


ステータス


 【体】  5

 【力】  5

 【知】  5

 【魔】  5

 【器】  5

 【敏】  5

 【運】  5



 どれも低いですね。

 よし、決めました!

 【敏】から上げましょう。



>縄跳びをします。

>【体】の経験値が上昇した。

>【敏】の経験値が上昇した。


>【体】が5→6に上がった。

>【敏】が5→6に上がった。


>レイダーは体力が尽きた。

 


 ステータスが上がりましたね。

 確認しましょう。



≪レイダー・ズォーク≫


ステータス


 【体】  6(↑1)

 【力】  5

 【知】  5

 【魔】  5

 【器】  5

 【敏】  6(↑1)

 【運】  5



 たしかに上がっていますね。

 それに経験値が上昇したとありましたね。

 もしかしたら数値が高くなればなるほど1上昇するのは大変になりそうです。

 レズ君が上がったのは元々の数値が低いからでしょうね!

 貧弱ボーイですね!!



>「おい。ちょっと顔を貸せ」



 ?

 何かのイベントでしょうか?

 道場にいた者たちの何人かがレズ君を中心に集まっています。

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