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12/25

道中

今回も、話はあまり進みませんでした。

閑話みたいになりました。

申し訳ないです。

頑張って話を進ませます。


*12道中


僕が気を失っている間に第一の使命は達成され第二の使命が言い渡されたらしい。


ダンジョンの攻略。


この洞窟の最深部にいる魔物の討伐が僕らの新たな使命だ。


そして、僕が気を失う原因となった泉の精霊の加護……。


後藤田さんは精霊の力の一部が使えるようになったと言っていたけれど、具体的にはどんなことができるのだろうか。


泉の精霊も何ができるようになるまではわからないけれど、水や流体に関する能力が高まったらしい。


僕たちの服をキレイにした浄化という技は覚えたが、その実態は服の繊維に絡みついた遺物を消化により吸収する行為だった。


これを人体に用いると、人の薄皮一枚、いわゆる角質とか呼ばれるものごと消化することになる。


いつか自分たちに浄化を使う時には微妙な気分になること請け合いである。


そして、驚くことに後藤田さんは泉の精霊からちょっと数えきれない量の光の妖精(蛍)たちを引き取っていた。


その引き取りに関する交渉の結果が、あの落ち込んでいる泉の精霊の姿らしい。


僕に水の加護、芦原にシャーペン、私には何もないからこの子たちをわけなさいって感じが主だった主張らしい。


後藤田さんが怖いから早く出ていってほしいとの泉の精霊を慰めていた芦原からの報告のため、僕たちはここを旅立つことになる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明るい。


道が光は埋まっている。


キラキラ光る妖精たちが僕たちをダンジョン深層部へと誘ってくれる。


「あ、言い忘れていたけど、私たちスキルっていうものを覚えたらしいわよ。」


「そこのバカじゃないほうのゴブリンが言っていたわ。」


「なんでも、最深部の魔物は凶悪で今のあなたたちでは相手にならないからそのスキルを元に研鑽を積んでくださいって感じだったかしら。」


「ゴブリンの姿も見えないのに、直接脳内に語り掛けてくるって気持ち悪い感覚だったわ。」


「そこのゴブリンは目に見えていても気持ちわるいけれどね。」


「え、今、俺ゴブリンっぽくないよね?ねぇ、気持ちい要素ないよね?!」


「あるじゃない。顔とか、しぐさとか、口調とか、顔とか。」


「え、いま顔二回言わなかった?」


「だから、その顔がうざいのよ。」


「ひどい……」


「で、そのスキルって何?」


芦原と後藤田さんの茶番が一息ついたのを見計らって僕は尋ねる。


ゲームとかでいうところのスキルであるならば、なんとなくわかりそうなものだけれど、ここでいうスキルっていったい何ができるのだろうか。


魔法が使えるのかな?


「私は『従属』っていうスキルを手に入れたわ。虫たちを従えるのに有効なスキルだから私にぴったりね。」


「それは、本当にそうだね。」


女王様姿の後藤田さんが幼虫たちを鞭うつ姿が脳内で再生された。


気持ち悪いな……


「俺は『錬成』だ!」


どうだカッコイイだろうといったふうに芦原は決めポーズをとっているが、芦原はかっこよくはない。


「体は剣でできている、血は鉄で、心はガラス……この身体は無限の剣でできていた!」


「うぉぉおおおおおおおおおお。」


そういいながら、拾った黒曜石同士を必死でたたきつけ合ってあっていた。


以前にも見た光景だが、これが黒曜石ナイフの作製だろうか。


「アンリミテッドぉお、ブレイドワーク!!」


するとナイフじょうに削られていった黒曜石が光り出し、持ち手がついた黒いナイフへと変化した。


おお、武器がつくれるのか。


「すごいな。」


「そうだろう。いいだろう。うらやましいだろう。」


キラーんと黒曜石ナイフを黒光りさせながら芦原が言う。


有用そうなスキルでなによりだ。


「で、僕のスキルは何なの?」


「知らねーよ」


「知らないわね」


そんな、バカな。


「そのスキルってどうやってわかったの?」


「直接脳内に響いてきたわ。」


「え、もしかして気を失っていたから僕はスキルが不明のまま?」


「さぁ、知らないわ。」


「そのうちそれっぽいのが感じられたらそれがスキルじゃない?」


「あー。確かに、武器作成の時になんかそれっぽい感じになるし、お前もいつかあーこれスキルっぽいなってなるんじゃね?」


いや、結局、僕のスキルは不明のままじゃないか。


「いいじゃない、水の加護ができたんだから。」


「浄化だけではないような口ぶりだったし、そこらへんの水でも触って、何か念じてみたら?」


「なるほど。」


えーっと、水、水、どこにある?


水を探すと、水の臭いのようなものを感じて、それを辿っていくと、チロチロを壁を這うように進む一筋の細い水流を発見した。


水の探知能力が向上している。


これも水の加護だろうか。


すっと手を触れようとしたとき、また肥満体系になっても困るから慎重に触れるか触れないかというようにそっと水をつついてみた。


すると、水が小躍りするようにこちらにせまってきて僕の身体に纏わりついてきた。


水流が細い筋のまま、僕の体中を這う。


「あら、好かれているのね。」


これは確かに、虫に囲まれている後藤田さんの状態に近い気もする。


この水たちも実は生物だったりするのだろうか。


そういえば、あの浄化が消化・吸収だったのだから生きていて当然か。


後藤田さんのようにはいかないだろうが、この水を従えさせることができるのだろうか。


『従え』


そう念じると、身体中を這っていた水流が動きを変え、そろそろと僕の前に降りて水だまりになってしまった。


これが服従のポーズならいいのだけれど、どうなんだろう。


水たまりが仲間になりたそうにこちらをみてくれている、信じよう。


そう結論すると、するっと水たまりが僕に飛んできて僕の身体の中に溶けてしまった。


身体は肥大化することなく、むしろ軽くなったような気さえする。


「あら、おもしろいことするわね。」


「虫だけじゃなく、水まで身体に纏わりつかせるやつがでてきた。このパーティが変態すぎるだが、俺はこの編隊の良心たりえるだろうか。」


芦原が非常に失礼なことを言っているが、無視しておこうと思う。


水流が身体に馴染んできたことを実感し、僕は自分ができることを認識する。


指をすっと前に突き出し、身体中の水流をその先へと超高速で伸ばす。


ビシュッ


指の先にある洞窟の壁を水流が貫いた。


驚愕。


驚いている僕をよそに芦原は悲嘆にくれていた。


「せっかく、最弱ポジから抜け出したと思ったのにこれだよ。」


「でも、俺だってストーンブラスターを打てばそのぐらいできるからな!」


「あら、おもしろい使い方ね。私にもできるかしら?」


それは虫たちに壁に突っ込めということっでしょうか。


やめて差し上げて!


そういう前に、後藤田さんは手のひらを壁のほうに向けて、そしてくいっと握りしめた。


すると壁が爆散する。


この女はいったい何をした……。


崩れた壁からピンクのニョロニョロがモジャモジャはい出てきた。


「んー、上手くいかないわね。」


「後藤田さん。何をしたの?」


「あの壁にいたピンクの子たちを活性化させたのよ。もう少し、派手に砕けるかと思ったのだけれど上手くいかないわね。」


なんで、ピンクのニョロニョロがいることを知っていたのか、とか、活性化って何、とか色々思うことはあるけれど僕はなにもきかないことにした。


それから、蛍たちに導かれ何度か鐘の音を聞きながら僕はふと思う、なんで魔物は現れないのだろうか。


芦原はずっと気を張って警戒し続けている。


後藤田さんは余裕を崩さない。


「魔物、出ないね。」


「あら、何度かでてきているわよ。」


芦原が僕の横で驚き隠せず後藤田さんのほうを向きなおる。


「ああ、虫たちに駆除してもらっているわ。」


「それとなるべく魔物を避ける道を進んでもらっているから、目の前までは現れないわね。」


そういえば、白骨化した魔物の残骸はいくつか見てきた気がする。


あれはそういうことなのか。


おそらく、このパーティ内だけでなく転生者の中で一番のチートは後藤田さんである。


僕はそれを幸運なことだとは思いつつ、この女だけは敵に回すまいと心に深く誓ったのである。


前書きにも書いた通り、あまり話は進みませんでした。

申し訳ないです。


時間ができたので書き溜めに並行して、ボチボチと改稿、修正を行っておりますが、まだ抜けがあるような気がしてなりません。

ちゃんと推敲せよと神(読者様)の声が聞こえるようではありますが、書き進めるほうを優先させている自分がいます。


反省しつつ、それでも十分な推敲もせぬまま投稿する哀れなわたしをどうかお許しください。

投稿する時は読み直しているのですが……ホントごめんなさい。

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