俺の立場ってあるの?
「はぁはぁ・・・どうなってるんだ。」
俺の周りには倒れたウルシーとアリア、そしてそれを治療するミケ。
俺も含め全員が相当なダメージを受けている。
目の前にはデッドウルフが立っている。しかしデッドウルフにはあまりダメージが入っていないようにも見える。
「くそったれ・・・こんな・・・ところで」
もう短剣を持った腕すら上がらない。立っているのがやっとだ。
この先には通せない!いくら弱者でも背中に守るものがあるのにあきらめることができるはずがない。
「どうすれば・・・いいんだ」
魔力ももう底をつきそうだ。あと一人召喚できていいほうだ。しかし勝つためにはこれしかない・・・くそっもうやけくそだ!
「我が魔力を喰らいし魔獣よ、力を覆し世界を救いし魔獣よ、ソノヤ・マサムネの名の下に汝を召喚する!!」
世界が光に包まれる
「くそ・・・が・・・」
俺は魔力切れで倒れた。
目を覚ますとミケに膝枕をされていた。
「起きてよかったです、ご主人様」
「どうなったか、聞いていいか?」
「はい、ご主人様の呼び出した召喚獣の方がデッドウルフと戦い、回復の終わったウルシーとアリアさんが参戦、それ何とかデッドウルフは討伐しました。今二人がデッドウルフから剥ぎ取りを行っていますよ。」
確かに動かなくなったデッドウルフからアリアとウルシーが剥ぎ取りを行っていた。
「で、俺の呼び出した召喚獣は?」
「あの方はご主人様の魔力切れの影響で消えてしまいました」
マナが切れたらそんなことが起きるのか・・・
「でも、お前は消えてないだろ?」
ウルシーは今も俺を回復させている。
「私は空気中から魔力を吸い上げているので・・・」
そんなこともできるのか・・・
「でも見てみたかったなー」
「でもあんなにも強い召喚獣ってなんを想像したんですか?」
「なんだったけ・・・」
そんなこんなで町に戻ると一日寝てしまった。
そして次の日、ギルドに呼ばれて今に至る。
「君たちがデッドウルフを討伐してくれたみたいだね」
そしてこの地域のギルド長、レイティアさんが現れた




