死と『力』
それは世界に魔物が現れる前・・・
西暦2055年。日本 某県
いつもの天井が目を開けると待っている。
変わらない日常の始まりだ・・・
「政宗ーごはんよー」
「わかったよ母さん!」
階段を下りると朝ごはんのにおい・・・
「いつもと同じトーストか・・・」
案の定食卓の上にはトーストがあった。
朝ごはんを済ませると学校へ向かう・・・
そんないつもの日常・・・のはずだった。
「はぁ・・・月曜は憂鬱だ。」
溜息をはく。
交差点に差し掛かる・・・
(あれは・・・同じ高校のタメか。)
スマホを片手に歩く彼女は赤信号に歩いていく・・・
「・・・危ない!」
俺は彼女を突き飛ばした。
「ドガッ!!」
痛い・・・のか?
痛いっていうより感覚がない。
彼女が近寄ってきた、近くで見れば結構かわいい子じゃないか・・・
生まれて18年、結局童貞のまま死んじまうのか。
もっと・・・生きたかったなぁ
そこでソノヤ・マサムネの意識はなくなった・・・
「ん・・・」
意識が覚醒するとそこは『無』だった。
何も見えない、何も聞こえない、何も無い、そんな『無』の世界
「ソノヤ・マサムネさん」
声が聞こえる・・・
「あなたには力を与えます。召喚獣を召喚できるビーストテイマーの力です。」
そんなものに何の意味がある?
「これからあなたは世界のために戦うことになるでしょう、そのための力です。」
意味わかんねぇよ
「今はわからなくてよいのです。しかしあなたはいやでもそれを受け入れなければなりません」
・・・俺に、なぜそんな力を与える?
「あなたにはあなたの気づいていない力があるのです。だから貴様にこの力を授けましょう。」
俺に、できるのか?
「あなたにならできます」
まぁやってみるよ
「決まりですね、それではあなたに神のご加護があらんことを・・・」
そこで俺の意識はその女性と別れを告げた・・・
園谷政宗 (ソノヤ・マサムネ)18歳
学校では結構な人気者
休日はネトゲをしている廃人
童貞




