1/1
ハルカのケース1
今回は、ハルカのケースです。複数主人公が登場します。
私は今、イジメられている。
いつからだろう。私が彼女らに意見を言った日から、空気を乱した日から、私は、ぬけられない穴へ突き落とされた。
「ねぇねぇ、あいつさぁ、ウザいしダサいしなんか図々しいからさぁ、」
私達のグループで、リーダー役だったアオイは言った。
「だから、いじめない?」
私は、その瞬間背筋が凍った。その子は、メガネをかけていて、三つ編みでよく人の悪い事を指摘してくれる、いわゆるマジメちゃんだ。特別、仲が良いと言うわけでもないけど、友達は見過ごせなかった。
「アオイ、やめようよ。人をイジメるのは良くない。あの子に何も恨みはないでしょう?」
「へぇ、ハルカ。私達にはむかうんだぁ?みんな、メガネっ娘はやめ。こいついじめよう!明日からウチらにちかづくなよ、ぶす!」
みんなが嗤う。
アハハハハハ、アハハハハハ
その声が耳にこだまする。耐えきれず、私はその時、逃げ出した。
誰か、タスケテ
次回もお楽しみに!