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噂話解決

「姉さん、お見合いするって本当?」


とセリュの発言を受けてから私は瞬時にお父様とお母様の元へ向かう。

政務中とか悪いんだけど気にしてられないわ。


向かう途中で気付く恋愛結婚したお父様とお母様が私に見合いをしろと言うかしら?


言うわけないわよね。

やだ、私ったら単純な事に気付けなかったわ。

そしたら、こんな無謀な事言うの1人しかいないじゃないの。




「エンヴィー!貴女なんて噂流してるのよー!」


仕事中であろうエンヴィーのいる部屋の扉を開けて思いっきり叫ぶ。

一瞬驚いたような顔をしたのに直ぐに笑顔仮面に戻り


「マリオン様、もっとおしとやかに行動なさいませ。」


いけしゃあしゃあと言う我が国の宰相エンヴィー=フロイト。

仕方ないから入る所から完璧にやり直したわ。

ちゃんとしたマナーでの入室に満足したらしいエンヴィーはちゃんと相手をしてくれるようになった。



「もー、なんでこんな事したの?セリュに言われて驚いたのよ。」


ぷくーっとほっぺを膨らませながら私は文句を言う。


「姫様の長い片思いがどの様な結果を向かえようとも進べきだと思いまして。アンヴィーと話してたのが尾鰭背鰭がわんさか付属された結果ですわ。」

「そのくらいの噂なら簡単に回収出来るのにしなかったでしょう?」


肯定とも否定ともとれる笑顔でエンヴィーはなにも答えない。

私の思い人をエンヴィーはむしろアンヴィーも知っているのよね。

そうよ、思い立ったが吉日!

思いを告げてしまいましょう。

お父様は秘めておいて欲しいと幼い頃言われたのは時効よね?

そうと決まれば彼の所へ行きましょう。


「失礼するわ。邪魔して悪かったわね。」

「お気に為さらず。」


やれやれと言う感じに私を送り出すエンヴィーの目に憂いがあったのを私は見ていなかった。



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