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問題発生

黄色の腰辺りまである長い髪にメープル色の透き通った瞳、身長も平均より高めかつ整った顔。

何事にも自信満々の我が国の歌唱士様に私は恋している。




この恋は秘密!

なーんて幼い頃の私は考えもしなかった。

ある意味、素直に育ち過ぎてたのかお馬鹿だったのか

「誕生日に何が欲しい?」

とお父様に聞かれた時に

「うぃーうっど!」

そう答えた私にお父様は度肝を抜かれたに違いないわ・・・だって

「その思いは父様との内緒にしよう。」

ひきつりながら笑い、少し涙目になられてたもの。


流石にそれはもう言わないわよ?

私は立派なレディになんだから。




隣で弟が残念な眼差しで私を見てくる。


「セリュ、なぁに?」


我が弟セリュリランド=ガーデーン。

外見はお父様に似て赤めの橙色の髪に橙の瞳だけど中身はお母様の様に冷静沈着で賢いし贔屓目無しでも出来た弟。

魔力も強いし時期魔王候補。

モテ要素満載じゃない!

身内故の盲点よね、きっとそう。


そんな姉の私は外見はお母様の様に濃いエメラルドから薄いエメラルドのグラデーションがかった髪にピンク色の瞳。

中身はややお父様に似て良く言えば明るい。

ちょっぴり猪突猛進なマリオン=ガーデーンよ。


「姉さん、話聞いてた?」


セリュの声で現実に戻った。


「ごめんね?全く聞こえてなかったわ。」


私が答えるであろう解答がわかっていながらセリュは溜め息をついた。



「今度、お見合するって本当?」



あら、やだ。

セリュから問題発言が聞こえるわ。

冷静な私は聞かなきゃ駄目よね。


「あえて聞くけど誰が?」

「姉さんが。」


速答!

セリュが私をいじめるー。


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