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第10回『人類を狙う深夜の狩人・ヒューマンキャッチャー5』

この小説に目を留めていただきありがとうございます。

皆様の暇つぶしになれば幸いです。

 さて、説明が長くなってしまいましたが、これからは実際に自動人形を動かして捕食する瞬間を見ていきましょう。

 イチロー氏にお願いして、ヒューマンキャッチャーが疑似餌を置いている街道を、疑似餌に向かってまっすぐ歩くよう魔法で自動人形に命令をして貰います。すると、命令を受けた自動人形はその通り街道をゆっくり歩き始めました。

 同時に、私たちはイチロー氏に精神魔法への耐性を得ることができる魔法をかけて貰いました。


 こうすることで、ヒューマンキャッチャーの精神魔法にかかる確率を、大きく下げることができます。

 イチロー氏に今回同伴していただいたのは、こういった対処をして貰うためなのです。


 そうしてこちらの準備が整った頃、ちょうどヒューマンキャッチャーが自動人形を補足したようです。

 カメラのマイク越しに、彼らの鳴き声が聞こえてきました。録音で聞いた時もそう思いましたが、実際に聞いてみると完全に人間の子供が泣いているようにしか聞こえません。

 これでは分かっていても、思わず立ち止まってしまうでしょう。

 

 そして、彼らが使っている精神魔法もかなり効果が強いものだとわかります。

 というのも、イチロー氏の魔法によって耐性が上がっている筈の我々でさえ、思わず疑似餌に向かって駆け寄ってしまいたくなってしまいます。



「さあ、そろそろ疑似餌のところに自動人形が到着しますよ」



 自動人形が疑似餌まで1mほどまで近づくと、鳴き声が止まりました。恐らくここまで近づいてきたということで、確実に精神魔法にかかっていると確信したのでしょう。

 実際、疑似餌の存在を知らない人なら、ここまで近づく前に何かおかしいと思って逃げるか、車ならば通りすぎてしまうでしょうから。

 そして自動人形が更に疑似餌に近づき、本当に目と鼻の先にまで近づいてきたその瞬間――。

 一瞬にして、自動人形の姿が消えてしまいました。慌てて周辺をカメラで探してみますが、近くに自動人形らしい姿を見つけることはできません。



「慌てないで、隠れているヒューマンキャッチャーを見てみてください」



 博士の言うように、草陰にいるヒューマンキャッチャーへとカメラを向けてみます。すると、先ほどまでは細めだったヒューマンキャッチャーの胴体部分が、大きくなっているのが分かります。

 まさか、あの一瞬で150㎝ほどはある自動人形を丸呑みしてしまったというのでしょうか。

 そうだとするなら、いったいどのような手段で捕食をしたというのでしょう。


 我々は、ヒューマンキャッチャーがどうやって自動人形を捕食したのかしっかりと観察するべく、先ほどの場面までカメラを戻し、スローで再生して検証することにしました。

 スロー再生で先ほどの場面を見直してみると、ようやくヒューマンキャッチャーが何をしたのか、その正体を見ることができました。






読んでいただき、ありがとうございます。

その6へ続きます。


※誤字脱字などありましたら、感想などで教えてください。

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