2会敵
出港後
「そろそろ目標海域に到達する」
俺こと霧島艦長は高らかに宣言する(どういう意味?)
「あーうんそだねー」
こいついっつも寝てばっかりの・・・いやなんでもない
「おいお前ら、配置につけ」
「おいこっち向けんなよ」
「いいじゃーん」
何やってんだ・・・・
なんでこいつは仲間に向けてパンツァーファウスト向けてるんだ?
とにかくやめさせなければ
「おいそれを仲間に向けるな」
「うるせーよ霧島艦長になって調子に乗ってるのか」
とりあえず取り上げよう
「おい霧島やめろよ」
「あっ」
ドンっ
艦橋に穴が開いた
「・・・」
「おれしーらない」
これからの航海が心配だ
「おい、座れ」
「やだー」
逃げやがった
まあいい艦内放送で配置につかせなければ
『間もなく目標海域だ各員持ち場につけ死にたくなければな』
『へーい』
やる気なさすぎだろ
『おい霧島右からのなんか来る』
『どんなものでどこを通ってる』
『白いもので水中を通ってる』
魚雷か?
『距離は』
『二百メートルぐらい』
ヤバい、どの方向から来たのか聞きたいが
『総員何かにつかまれ』
『はぁ?いきなりなんだよ霧島』
「取舵一杯!」
そう言って舵を切る
船は嫌な音を立てながら
方向を変える
・・何も来ない回避したか?
艦内無線を取る
『機銃手!持ち場にいるか?』
『いるわけないじゃない!?』
『さっさと持ち場につけ!』
『はぁ?』
くそっ
『おい霧島さっきと同じのが左から・・・』
『距離!』
『三百メートルぐらい』
「面舵一杯」
『おい機銃持ち場についたか!』
『何なのさっきの揺れ!』
うるせえ高い声上げやがって
『ついたのか!』
「ついたわよ?」
「・・・馬鹿っ、何でここにいる!」
機銃につけっていったよな?
ほかのやつは・・・
機銃手全員集合だ・・
「何やってんだよ!持ち場に戻れ!」
「お前が呼び出したんだろ!」
「呼んでない!」
「はぁ?」
最悪だ
「さっさと持ち場につけっ!]
[なんだよ霧島調子にのってるのか?」
「さっさと持ち場に」
『おい!、右から』
また魚雷か?
『距離は?』
「おい無視してんじゃ」
邪魔だ
『二キロぐらい』
おかしい、それじゃ魚雷は・・・
魚雷じゃない?
『何があったんだ?』
『空から何かが』
マズイ
『おい!、機銃についたか?!』
『ついたわ』
早っ!
早いのはいいことだ
兵は神速を貴ぶらしいし?
『右舷から敵航空戦力と思わしいもの多数接近!自由射撃!』
後は野となれ山となれ・・・
ではない
『砲手は射撃用意、弾種は三式弾、合図とともに打て』
『いきなりどうしたんだい?しかも三式弾なんて』
『敵の航空戦力だ!たぶん』
『わかったよ』
もし、ドラゴンのような奴だったら徹甲弾も効かないかもしれない
いるかどうかは別だが、
対戦車榴弾あったかな?パンツァーファウストじゃないやつ
そもそも、何で第二次世界大戦のときの駆逐艦に似てるんだ?
まあいいか、関係のないことだ
『暇な奴はフリーガーファウストをもって甲板に上がれ敵襲だ!』
『わかったよ』
今気づいたが何で古い武器ばかりなんだ?・・・
第二次世界大戦のときの武器がほとんどじゃないか
AKS‐74‐U以外・・・
俺達は、捨て駒ってわけか
まあいいや
『おい、距離は?』
『九百メートルぐらい』
主砲の鉛玉をお送りいたします。
なんちゃって
三式弾は鉛じゃないし気化弾だったはず。自信ないが
『おい!、砲手、信管設定を五百をにしろ』
『近接信管らしいけど?』
『じゃあ、すぐ打ち込め』
なぜそこは時限信管じゃないんだ?
まあ便利だからいいか
機銃は働いてるかな?
『おい!、機銃、働いてるか?』
『一応ね!』
ならいいけど
主砲は射撃出来ないのか?
三基とも
やばいな
まさに生物災害
『おい!、砲手打てないのか?』
『ああ、三式弾がどれかわからなくて』
は?さっき、近接信管が~とか言ってなかったか?
まあいいか・・
全然よくねえ
早くして欲しいわ~