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始まりの修羅場

ラブコメに挑戦しました。

更新ペースは他作品に比べて早いと思います。

一週間に1話ペースです。

宜しくお願い致します。

 “華の高校生活”と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

 新たな出会いから始まる充実としたスクールライフや部活動、はたまた彼氏彼女と過ごす青春の1ページなどなど。多くの人はこれらを望み、叶えようと頑張っている。

 けど、それもほんの一握りだ。頑張っても何にもならない人間、正しく俺である。

 入学して誰一人として声をかけて貰えず、せめて友達の1人くらい作らなねばと焦って、自分から声かけたところ『え、誰お前?』の一言で会話を終了され、1年間【友達0人のボッチくん】となってしまった、悲しい悲しいあの日を忘れる事は無い。

 その後も諦めなかったが、今思うと愚かな行為だった。文化祭の実行委員になろうとしたところクラスの陽キャに奪われ、足が速かったから体育祭のリレーに参加しようとしてもカースト上位の奴らで埋まってしまった。他にもやろうとしたが全部同じ様な展開で結局何も出来なかった。

 そんなこんなで1年間が過ぎてしまい、ようやく俺は目が覚めた。

(自分は何をして無駄だ、彼女は愚か友達すら出来ていない、高校生活はもう諦めよう。)

そう決意した…………………はずなのに!

高2の春にやってきた転校生のせいで全てが覆ったよ、神さまテメェェェェェ!!!

けど、俺は一度決めたらそれを突き通す男だ。だからいくら“アプローチ”されても絶対に揺るがないからな!!!!


 これが1週間前の俺の心境である。


 ***

 この1週間、俺はよく耐えたと思う。あの“過激なアプローチ”から揺るがずに己やら理性を通した。


「だから!!!前世とか関係ないでしょうが!!!!!」

「はあ、これが負け犬の遠吠えってヤツね。呆れるわ……。」

「何よ!!!この【ヒマラヤ級雪女】!!!」

「勝ってに言っていなさい、【天然ショートオトコ女】。」


後ろで美少女2人が、片一方がケンカを売り、片一方はそのケンカを買いながら言い争っている。

俺は関係ないよな。うん、無いね。そこまで自意識過剰じゃないですよ。そそくさと部室の出入り口である扉に近づく。

 すると、途端に服の襟を掴まれてしまった。力の度合いから後ろにいた2人が一緒に掴んでいると思う。首をグギギと機械の様に動かし、整っている可愛らしい2つの顔を見る。


「どこに行く気かな、つ・か・さ!」

「ふふふ、どこに行く気、つ・か・さ?」


見事に声が重なり、恐ろしさが倍増される。


「イヤ、アノ、ドコニモイクキナイデスヨ……」

『嘘つけ!!!!!』


俺の発言を全否定される。

だってさ、こんな状況だったら絶対逃げるでしょ!

 前世の彼女と今世の幼馴染が俺を巡って修羅場になっていたらよ……。

あともう一話書けたらいいなー

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