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真樹VS女子  作者: 東洋連合
Episode10 死の修学旅行
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第167話 湯川真樹抹殺計画 その3

こんにちわ!

どんどん寒くなってますね!

 真樹達は沖縄修学旅行2日目を迎え、タクシーを用いた自由行動を満喫していた。残波岬や琉球村等の沖縄の名所を訪れ、思い出を作った彼らは夕方になってホテルへやってきた。

「お疲れ様、楽しんでくれたかな?」

「はい、楽しかったです!ありがとうございました!」

「「「ありがとうございました!」」」

 運転手の波照間の問いに美緒が礼も兼ねて答え、その後に真樹達も感謝の意を述べる。それに対し、波照間も笑顔で言った。

「そうかぁ。良かった!じゃあ、僕はここで失礼するよ!いい修学旅行をね!」

 波照間は車を発信させて去って行き、真樹達もそれを見送る。

「うん、面白かった。いい思い出だな。」

 真樹は微笑みながらそう言った。隣にいた慶も満足した様子だ。

「うんうん、楽しかった!沖縄そばも美味しかったし!」

「いい写真もいっぱい撮れたぞ!沖縄サイコー!」

 杜夫も喜んでいる。美緒はやれやれと言う表情を浮かべていたものの、言葉に嬉しさを交えて言った。

「水牛に噛まれた時はどうなるかと思ったけど、まぁいいわ!楽しいことの方が多かったし!」

「私も!沖縄大好き!プライベートでも来たくなったわ!」

 沙崙も嬉しそうにそう言った。こうして自由行動を終えた真樹達は荷物を持って部屋に入っていった。


 その夜、夕食会場にて。

「ハハハ、マジかよ!」

「流石菅野!」

 そう笑いながら言ったのは武史と伸治だ。

「こいつが水牛と上着を取り合っているのは絵になっていたぞ。」

「湯川君!それに前原君も中山君も、それ以上言ったら殺すわよ!」

 真樹達はテーブルを挟んで別行動だった彼らとその日の感想を語っていた。

「まぁ、いいじゃねぇか!これも思い出の一つってことで!」

「そうだぞ!俺なんて風でしおり飛ばされて慌てて取りに行ったんだからお互い様だ!」

 伸治は美緒を宥め、武史は自分の自虐ネタを話した。そして、慶と杜夫がワクワクした様子で言った。

「明日は海かぁ!いいね!いっぱい泳ぎたい!」

「沖縄と言えば海だからな!ベストショットがいっぱい取れそうだぜ!」

 沙崙も楽しそうに続く。

「いいわねぇ。綺麗な熱帯魚に囲まれて泳げるなんて、人魚姫になったみたい!」

 こうして、彼らは無事に修学旅行2日目を終え、夜まで楽しく過ごしたのだった。


 一方、その裏では…。

「裕也くーん!」

「遊びに来たわよ!」

 裕也の部屋にA組第1班の女子達がやってきた。因みに、裕也の部屋には既に複数の親衛隊メンバー達が先に来ていた。

「やぁ、みんな!どうぞ入って!」

 裕也は笑顔で彼女達を迎え入れる。そして、第1班の女子の1人が持っているものを裕也に見せながら言った。

「ねぇ、裕也くん。明日の海で湯川を殺そうと思ってるだけど、いい物拾ったんだ!これでどう?」

 物騒なことを言いながら、その女子は裕也に説明を始めた。それを聞いた裕也は笑顔になって言った。

「いいじゃん!これであの非モテ糞インキャの湯川を消し飛ばしちゃおうよ!」

「わーい!」

「湯川がいなくなる!」

 裕也に続いて、他の親衛隊の女子達も嬉しそうにに言った。裕也は更に悪意のある笑みを浮べて言った。

「大谷津学院の癌細胞の湯川を消せば、最高の修学旅行になる!明日はいっぱい海で楽しめるよ!」

「わーい!裕也と海なんて嬉しい!」

「ねぇねぇ、裕也君!新しい水着買ったんだ!明日見せてあげる!」

「本当?俺も買った!でも、みんな絶対可愛いし似合うと思うから俺も楽しみだよ!」

 不謹慎な会話で盛り上がる裕也達。真樹の身に危険がすぐそこまで迫っていたのだった。

こんにちわ!

最近、話の進みが遅いと思ったので少し急ぎ気味で書いてみました。

次回もお楽しみに!

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― 新着の感想 ―
[一言] すげえ、消すとか多少なりともぼやかすこともなく、殺すといったぞこの女。 手段候補はいくつか思いつくが黙っておく。 とはいえ一番生存率高そうなものですら最善の対応しても100%ではないくらい…
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