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真樹VS女子  作者: 東洋連合
Episode8 大波乱の甲子園
127/328

第125話 間もなく試合開始

おはようございます。

更新遅れてごめんなさい。

 甲子園球場。そこは、野球少年たちの憧れであり、聖地である。全国各地の高校球児たちが、その聖地を目指して日々練習に打ち込んでいる。だが、そこに辿りつけるのは一部を除き各県に1校ずつである(ただし、節目の大会では2校出場校が増える)。この日開幕の高校野球、夏の甲子園。今、始めてこの聖地の土を踏んだ千葉県代表、大谷津学院の夏が始まろうとしていた。


 開会式直前。球場に到着した真樹達大谷津学院野球部は、係員の指示に従って入場行進に備えていた。バックヤードで指定の場所に並び、入場行進が始まるのを待っている。

「ああ…いよいよ始まっちゃうよ、甲子園。」

「何度も思うけど、本当に夢みたいだ。緊張する。」

 武司と伸治はガチガチに固まっていた。そんな二人を真樹が溜息交じりに宥める。

「全く…。これから試合なのに、今そんなんで大丈夫なのかよ。まだ開会式だ。気楽に行こうぜ。」

 真樹二にそう言われて、黙った二人。各校が入場を待ちわびる中、遂に入場行進が始まったのだった。

『今年も始まりました。夏の甲子園、全国高校野球選手権。間もなく、厳しい予選を勝ち抜いた猛者たちの入場行進が始まります。』

 実況のアナウンサーがそう告げた所で、まずは入場曲を演奏する地元校の吹奏楽部が整列して入場、その後昨年の優勝校が優勝旗を持って入場し、それから各出場校が入場し始めた。そして、遂に大谷津学院の出番が来た。

『千葉県代表、大谷津学院高校。』

 場内アナウンスと共に、真樹達は背筋を伸ばしてしっかり行進している。その様子を、実況担当アナウンサーもしっかり伝えた。

『春夏通じて初出場、千葉県大会決勝では強豪の習志野商業高校を見事に打ち破りました。創部6年目での快挙。そして、今は甲子園勝利を目座して本日の第3試合に出場します。千葉県成田市の大谷津学院高校です。』

 響き渡る入場曲の中、真樹は色々な事を考えながら行進していた。

(今まで生きてて嫌な事ばかりだったけど、こんなすごい舞台に来れるようになれた。父さんが生きていたら見せてあげたかったな。とにかく、今日の試合は悔い無く頑張らないとな。)

 そう思いながら、大谷津学院は定位置に着いた。その後、全出場校が揃い、連盟代表の挨拶と大阪の淀川学園主将による選手宣誓が行われ、開会式は終了。ちょ日の第一試合の学校以外は一旦グラウンドの外に出たのだった。

「はぁ~緊張した。」

「高校初年度からこんな体験できると思わなかった。」

 1年生の丈と千葉がホッと胸をなでおろすように言った。関屋はやれやれと言った表情で二人に言う。

「試合はこれからだぞ。今のうちに気持ちを落ち着かせておけ。」

 一方の真樹は普段通り無表情で水を飲んでいた。そんな真樹に沙崙が声をかける。

「真樹、開会式お疲れ様。やっぱり、本番ともなると違うわね。」

「満足するのは早いぞ、沙崙。まずは初戦勝ってからだ。」

「そうよね、失礼失礼。」

 それでも沙崙は満足気味だった。現在第一試合が行われており、真樹達は球場の外で待機したいるのだが、そんな彼に会いに来た人物が大勢いた。

「あ、いたいた!おーい、みんなー!」

 聞き覚えのある声に真樹は振り向く。そこには声の主でクラスメートである慶、杜夫、美緒は勿論、担任の立石と、上級生の反対を押し切って駆け付けた大神率いる吹奏楽部、宮下率いるチアリーディング部1年がいた。真樹はそれを見て少し嬉しそうに微笑んだ。

「おお、オニィに杜夫!菅野に先生まで!来てくれたのか!」

「勿論だよ!折角真樹が甲子園に行くんだから、僕も間近で見たいよ!」

「お前の甲子園の活躍をしっかりカメラに収めるまで帰らないって決めたんだ!絶対に頑張れよ、真樹!」

「あなた達が勝つって信じてここまで来たのよ。負けたら許さないから。串カツとたこ焼き奢りなさいよね!」

「みんな。落ち着いて頑張るのよ。先生も信じているから。」

 そして、吹奏楽部の大神とチアリーディング部の宮下が前に出てきた。吹奏楽部員たちは全員自分の楽器を持っており、チアリーディング部員たちはすでに衣装に着替えている。

「皆さん。本日は宜しくお願いします!」

「あんまり上手く応援できないかもしれませんけど、頑張ります!皆さんの勝利も信じてます!」

 そんな彼女たちの言葉に、真樹達大谷津学院野球部の緊張が少しほぐされたような感じがしたのだった。その後、第一試合が終わり、第二試合が始まった所で真樹達は球場内の待機スペースに移され、第二試合も終了し、いよいよ京都の洛陽高校との試合の時が来た。ベンチに入る前に関屋は部員たちを集めて言った。

「みんな。いよいようちの甲子園初試合だ!とにかく悔い無く、全力でいけ!折角来たんだから、思いっきり楽しんで来い!」

「「「はい!!!!!」」」

 関屋にそう言われて、真樹達は荷物を持ってベンチ入りした。大谷津学院の新たな歴史が、今始まろうとしていたのだった。

おはようございます!

諸事情で先週は全然更新できなかったので、今月は頑張ります!

次回もお楽しみに!

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