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ばやけた日常

やっと、更新できる!

と言う事で、この作品の更新を再開していきます。

ですが、私は書き溜と言う事ができませんので気分次第の更新となります。

暖かい目で見守ってもらえると幸いです。

 キラキラと差し込む日差しと青く澄んだ空を眺められる場所で私は目を覚ました。


「っあ、優香(ゆうか)ちゃん目覚ました?」


 私が目を開けると、点滴を交換しに来てくれていた看護師のお姉さんが声をかけて来た。


「はい。おはようございます」


 ぼやけている視界を如何にかしようと、私は眼をこすりながら看護師のお姉さんに返事をする。


「そう、それはよかったわ。それと、何時も言ってるけど、人を助けるのも良いけど自分も大切にしなさい!」

「っうぅ……」


 看護師のお姉さんは、そう言うと私のおでこに指をツンと当てる。


「はぁ~い」


 私は、何時もの様に返す。

 そう、何時もの様に……


「それで、今回は誰を助けたの?」

「小学生の女の子。車に引かれそうになったのを庇ったら……こうなりました」


 私は、何時もお世話になっている申し訳なさから少しずつ、下を向く。


「そう、今回もご苦労な事で……」


 看護師のお姉さんはそう言うと私の頭を優しく撫でてくれた。

 はぁ……落ち着く。

 そこで、扉がノックされる音が私の病室に響く。


「ゆうか~目覚ました?」

「優香ちゃん?起きてる?」


 長い茶髪を右側でまとめ、つり目で、元気な笑顔を向けてくれる、三日月(みかづき) 柚希(ゆずき)。スポーツ大好きで、誰とでも隔てなく接する明るい女の子。

 ショートの黒髪で耳横の髪を三つ編みにして赤渕眼鏡をかけ、優しく微笑んでいる、神月(こうずき) みこと。読書が好きで、少し人見知りの優しい女の子。

 二人は、私の幼馴染で昔から仲良しだ。


「っあ、二人とも、ありがとね~。今起きたところだから大丈夫だよ~」

「あら、柚木ちゃんとみことちゃん、こんにちは」


 看護師のお姉さんは二人を確認すると、笑顔で挨拶した。


「「こんにちは」」

「二人も、大変よねぇ~何時も優香ちゃんのお見舞いに来て……今年で何回目だっけ?」

「5回目くらいじゃ無かったけ?」


 看護師のお姉さんの言葉に柚希が答えた。けどその答えは違い、私は不満に思う。


「ぶぅ~ちがいますぅ~。4回目ですぅ~」


 頬を膨らませ抗議をしてみる。


「でた!優香の幼児退行……でも、これかわいいのよねぇ~」


 柚希がそう言うと、ベッドで体を起こして座っている私に抱き着いて来て、人差し指を立て私の頬に押し当てる。


「ぷしゅぅー」

「っふ、何それ」

「ふふ、優香ちゃんの子供化は可愛いですよね……」


 二人とも私が子供っぽくなると何時もそう言う……別に意識してるわけじゃないんだけどなぁ……

 私はそんな事をお思いながら再び不服そうな顔を浮かべてみる。


「これだけ、元気なら大丈夫そうだ。新学期までには退院しなよ?」

「もぉ〜分かってるよぉ〜」


 そんな風にたわいもない会話をした後、


「それじゃぁ、また来るねぇ〜」

「はい、またきますね」


 と、言い二人は立ち上がる。


「うん。ありがとうね。あ、でも柚木はちゃんとテスト勉強しないとだよ?」

「……テスト?」


 目を点にし不思議そうな顔をする柚木に私はため息のでる思いですよ……。


「……ハァ〜……。そっか……柚木は私達と一緒に進学したくないんだね……私とみことは柚木のいない高校生活を送るのかぁ〜寂しいけど仕方ないなぁ〜」


 と、どこか嫌味っぽく言うと……、


「え……」


 涙を浮かべ、動揺するんだよねぇ〜可愛いなぁ〜♡」


「ふふ、優香ちゃん、柚木ちゃんをいじめちゃダメですよ?」


 うん、やっぱりみことは優しくフォローしてくれるなぁ〜。


「ふふ、冗談だよ。でも、勉強しないとマズいのは本当だからね!」


 柚木に向けビシッと指をさすと柚木は涙をぬぐい顔をあげる。


「うん……」

「入院中は暇だからココに来てくれれば私が教えるしね」

「そうですね、学年首席が教えてくれるとなれば私も安心です。私もお手伝いしますしね」


 みことも私の提案に乗ってくれる。

 優しいなぁ〜相変わらず。


「ありがとう!二人とも‼︎」

「うわぁ!」

「っきゃ」


 両手を大きく広げた柚木が立っているみこととベッドで座っている私に勢いよく抱きついて来た。

 柚木は一番元気で一番泣き虫だもんね。


 そんな事を思いながら私はだきつている柚木を押しのける。


「あつ、苦しい!」

「グヘェ」

「はぁ……びっくりしました……」


 そんな風にじゃれ合っていると……


「あなた達ね、ここ一応病院なんだからもう少し静かにしなさい!」


 と、看護師のお姉さんの雷が落ちたのだった。

 そうですね。申し訳有りません。


「それじゃぁ、今度こそ、バイバーイ」

「さようなら」

「うん、バイバーイ」


 と、言いながら二人が病室を出ていくまで手を振り続けた。


「じゃぁ、優香ちゃん」

「はい」


 私は、看護師のお姉さんに促され様に車椅子に座ると病室を後にした。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

今後、この話は結構、暗くなっていきますので、苦手な方は読まない事をお勧めします。

昼ドラ、なみのドロドロになるかも?

とう事で、面白い、続きが気になると思ってくださった方々は是非、ブックマーク&評価&コメント&感想をお待ちいております。

また、感想はTwitterでも受け付けていますんで、面白くない!とうでもかまいません。

ただし、他の読者の方が不快になる様な発言はお控えください。

では、また次回お会いしましょう。


Ps,近々もう一つの作品を投稿します。

  内容としては、日本の隠密特殊部隊みたいな感じです。ミリタリーがお好きな方は好みかも?

  ですが、私自身はあまり、銃の知識に詳しいわけではありません。

  そのため、間違っている事がありますが、その時はご指摘いただけると幸いです。

  では、投稿を楽しみにしていただけると嬉しいです。

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