テスト翌日
だいぶお待たせしました。
次からは早めに投稿するのでよろしくお願いします。
期末テストも無事終了し、その翌日の朝はとても目覚めが良かった。
テストの出来もそれなりのはずだ。過去最高を狙えると思う。
これも図書室の勉強会のおかげ……いや、思い出すのはやめよう。
あれは、悲しい思い出だ……
さて、辛気臭い話は置いといて。
俺たちの通う学校は珍しいタイプで、テストの翌日には丸つけを終え、返却をするのだ。
先生方、ご苦労様です……
学校に登校してみると、やはりというか浮かれている。
そりゃあ、俺だって同じだ。テストも球技大会も終わって残すところは終業式だけだからな。
相変わらず後ろの席で眠っている吉城は、いつもより気分が良さそうにしている。
ふと違和感を感じ、吉城をよーく見てみると机の上に枕が置いてあるではないか!
本格的に寝る気なのか……
視線を感じとったのか吉城は起き上がり、にへらと笑った。
今日はいつもよりダラっとしてるなぁ〜。
「おはよ〜、涼くん〜」
「おはよ、吉城」
挨拶をしたのだが、吉城は機嫌を損ねたみたいで、
「あ〜! 涼くん今、吉城って言った〜!」
「えっ!? ご、ごめん佳香!」
うっかりしてた。
つい昔の癖で吉城と読んでしまっていた。
「も〜、気をつけてね〜?」
「はい、気をつけます」
佳香は頬をふくらませて言った。
かわいい。
じゃなくて、本当に気をつけないと。
丁度よくチャイムが鳴ったので会話を切り上げてホームルームに耳を傾ける。
その日の授業は全部うわの空だった。
テストが返ってくる、その事が気になって勉強に身が入らなかった。
ちなみにちゃんとテストは全部返ってきた。
帰る前のホームルームで渡された。
予想通り、過去最高の点数だ。そりゃ、嬉しかったさ。
佳香も平泉さんもかなり点数が良くて2人して喜んでた。
他の人たちはどうなのかと思ってスマホを確認すると、メッセージが届いていた。
結果報告かな?
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