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デート『前編』

長い話にするのは苦手なので、前編にして区切りました。

後編も後日投稿します。

そして、あっという間に日付けは過ぎて土曜日になった。


今日という日を楽しみにしていた。

学校に行って授業を受けていても、楽しみが抑え込めなくてソワソワしていたさ。


吉城も楽しみにしていたし、お互い楽しめるといいな……



「にーちゃん!おはよう、朝だよ!」



千紗(ちさ)!おはよう、朝だな!」



妹の千紗(ちさ)は時々、朝に起こしに来てくれる。

きっと母さんが朝ご飯を作って、冷めるといけないからという理由で妹に起こしてこいと頼んでいるのだろう。



「おお!珍しいね、にーちゃんが朝早くから起きてるなんて!」



「まぁな。今日は出かける予定があるから早めに起きたんだ」



「うんうん、いい心がけだね! あ、お母さんが朝ご飯できたから早く来いって言ってた!」



「わかった、すぐ行くよ」



千紗はリビングに向かって走っていった。

俺ものんびりしてられないな。



「さてと、準備するか!」



今は朝の7時、まずは朝ご飯を食べてから歯を磨く。


その後は軽くシャワーを浴びてから、髪を軽くセットする。


今の俺って、まるで彼氏とのデート前に準備する女の子だな。



トイレも済ませて、昨日のうちに決めておいた服に着替える。


さすがに6月の後半で暑くなってきているのに、長袖の服で行くわけにもいかない。


そして、小さめのカバンに簡単な着替えとタオル、制汗剤を入れる。


運動して汗をかいた時のために着替えがないと困るし、タオルもあって損はない。


時間を確認する9時だった。


少し早いが、駅に向かうとしよう。

玄関で靴を履き、気合いを入れる。


そして、扉を開けると朝日が差し込んで、玄関が少し明るくなった。



「よし……いってきます!」







ゆっくり歩いたが、駅に着いたのは9時30分だった。

やはり、吉城は来ていない。


来るのが早すぎたなぁ……

でも、遅刻するよりはいいよな。

のんびり待ちますか。



50分になると、吉城が歩いてくるのが見えた。


姿がハッキリ見えると、俺は見とれてしまった。


ピンクのワンピースを着ていて、その上に白い半袖のパーカーを着ている。

赤っぽい髪にぴったりの服だ。


正直に言おう、可愛い。

吉城は元々可愛かったが、さらに可愛さを増して美少女ってレベルだ。



「おはよ〜那月くん〜!遅れて〜ごめんね〜」



「おはよ!遅れてないし、間に合ってるよ。俺が早く来すぎただけだから!」



「ありがとう〜」



「き、吉城。今日の服、に、似合ってるぞ。か、可愛いし」



「えへへ〜、ありがとう〜。……可愛いか~、やった〜」



恥ずかしさを耐えてぎこちなく吉城を褒めると、照れたように笑っていた。


これ以上は気まづくなるから、もう行こう!



「さ、今日は特訓、頑張るか!」



「うん〜、がんばろ〜!」



「それで、どこの公園に行くんだ?」



「それは〜着いてからの〜お楽しみ〜!」



吉城はそう言うと歩き出した。

俺も遅れないように、吉城の隣を歩きはじめた。

あともう1人、新キャラを追加したいですね。


デートの話の時はならべく他の女の子は登場させないようにしてるんですが、今回のデートでは登場させる予定です。


後編に登場するのでお楽しみに。

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