友人?仲間?
だいぶ遅れてしまいました。
そんなに長くないはずですが、久しぶりに書いてるような感覚がしますね。
一難去ってまた一難ってヤツだな。
朝の挨拶でかなり気まずい雰囲気出てたからなぁ……
気がつかないフリをするか?
いや、それはさすがに無理だろうな。
「……ありがとうございます、平泉さん」
「っ!い、いえ……」
「あ〜、平泉さんだ〜。ここでバイトしてたんだ〜、意外かも〜」
「いえ、違いますよ吉城さん。私の友人がここでバイトをしていたのですが、急に来られなったのでその代役を頼まれたんです」
「そうなの〜?大変だね〜」
「そうでもないですよ。今日は部活が休みでしたので、丁度良かったですし」
「そっか〜、バイト頑張ってね〜!」
「はい、ありがとうございます」
そう言うと平泉さんは厨房の方へ消えていった。
正直助かったぜ、吉城がいなかったらめっちゃ気まずいことになってたし。
っていうか、あの2人が話してるの初めて見たな……
俺が知らないところではよく話すのだろうか?
「どうしたの〜? 那月くん〜?」
ずっと黙って考えていると、吉城が心配して話しかけてきた。
「いや、その……」
どうするべきか。
吉城には話しても大丈夫だろうか?
やはり吉城には話しておこう。
「実は……」
吉城に告白をしたことを話した。
真剣な顔で話を聞いていて、少し驚いた。
あまり吉城はこんな顔をしないのだが、珍しいこともあるもんだな。
「それで〜那月くんは〜、どうするの〜?」
どうする?いったい何を?
その考えが顔に出ていたのか、吉城はより詳しく聞いてきた。
「えっとね〜……平泉さんのことを諦めるの〜?」
そういうことか……
ならば、答えは決まっている。
「俺は、諦めるよ」
すると吉城は目を見開いた。
そこまで驚くことを言っただろうか?
「諦めるの〜?ほんとに〜?」
「ああ、諦める。振られた時には諦めるって決めてたし、それに告白してスッキリもしたからな」
吉城は少し考える仕草をとり、そして俺に向かって笑顔でこう言った。
「わかった〜。でも〜、もしまた悩みとかあったら必ず相談してね〜?」
「その時は頼らせてもらうよ、ありがとう」
「私は〜いつでも那月くんの味方だからね〜?それに〜、友達でもあるから〜いつでも遊びに誘ってほしいな〜」
吉城は少し恥ずかしかったのか、頬がほんのり赤く染まっていた。
でも、ほんとに頼りになるよ。
今度遊びに誘ってやるか!
その後はくだらない話をして時間を過ごした。
そして家に帰ると吉城からメッセージが届いていた。
『ちゃんと遊びに誘ってね〜?楽しみに待ってるから〜』
まぁ、俺も楽しみだしよく考えとこう。
返信してから、風呂に入ってもう寝ようと思った。
これからは更新するペースが戻っていくと思うのでよろしくお願いします。




