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45:強化月間

 翌日からは先ずスキル取得を行う。狩のローテーション化をする前に取得しなければ時間の無駄になり、それだけスキル強化へとつながらない為だ。

 初日はスレイト湿原へフロッグ狩り、一匹目は前足両方を斬り飛ばして的にする。何をするのかといえば魔術の的だ、初級魔術を順に使わせ適性の調査。

 それでわかった事はアリサが火術、光術、カーラが土術、雷術、水術。

 とりあえずは両名とも回復魔術が使える事は何よりだ。負傷していなくとも定期的に使用してもらい、常時全MP量から数割は減った状態を維持させる。自動MP回復のスキル取得の為だ。

 そして二日目。王都の外周のマラソン、そして短距離走と筋トレ、回復魔術が使える分楽に取得が出来た。それは体力強化、敏捷強化、縮地、筋力強化それぞれのスキル取得だ。

 そして三日目、流石に連日肉体の訓練はきつい、そこで詠唱を端折り詠唱短縮の取得、可能なら無詠唱までと割り切る。


 粗方の必須スキルの取得が終わった頃から完全にローテーション化する。

 一日目物理中心での狩り、二日目、魔術中心での狩り、三日目は休養だが俺の場合は武器に付与魔術を施し、耐性の強化と魔術の強化を同時進行となる。

 この三日を基準として翌年の試験日二日前まで行い、翌日は完全休養に当てて試験に望むのだった。


「やっと明日は試験だな。何分スキル取得と強化に費やしたからな、ほぼトップで通過できるだろ」

「そうだけどね、最初は本当にしんどかったわ、あれって、例のメニューだったんでしょ」

 二人に教えられたのも実地で俺が叩き込まれたからだ。基礎向上のスキルを取得させたことでレベル以上に強くなれる。この手を逃す手はない。

「そうだけど、だいぶ楽にしたつもりだよ。魔術のスキル取得の時なんて気絶するまで魔術を使って自動MP回復を覚えさせられたからね」

「地獄の猛特訓と言われていた所以でしたね、レベルの上がっているわたくしたちでしたから本当に楽な方だったのでしょう」


「ここまで鍛えておいてなんだけどさ、学校で学べる部分があるのかね? 俺としてはダンジョンにも潜ってみたいから罠関連を覚えたい所ではあるけどね」

「テリクンは一般常識も主でしたよね、幼少期からの積み重ねですから難しいかもしれません。

 武術や魔術関連は不要でしょうね、下手に違う流派を取り入れれば歪になりかねませんから。

 ダンジョン関連は、其方を受講して下さいとしか言いようがありませんね」

 それって。そもそもダンジョン関連しか学ぶ部分が無いって事よね……。技術一辺倒を学んだら退学するか? それはそれで貴族本人が途中で投げ出したと評判落ちそうではあるが。

「結局ローズさんに聞かなかったもの、何を学べるのかわかっていないからとりあえず行くしか無いのよ。不要と思ったら自主退学すればいいから気楽よね」


 自主退学ねぇ、六年分の学費は国持ちなのに、途中でほっぽりだしたら何をいわれる事やら。

 ま、幽霊学生にでもなって適当に過ごせば良いだろ。


「身もふたもない言い方だよな。それで、学校って何処?」

「え? テリクン知らないのですか?」

「魔物倒すのに必要な場所と宿屋に王城程度しか行かないからね。すんごい限定した場所しか利用してないよな、俺って」

「観光したいとか言っときながらそれだもんね、国外へ一生行かないんじゃないの?」


 ハンター業に必要な店と狩場の往復だったもんな。そう思われても仕方ないと言えば仕方ないのか。


「それはどうだろうねぇ、どっかアルテトラスと一戦交えるから手伝ってくれって要請来ないかな。俺、喜んで行くのに」

「はいはい。観光が戦争に置き換わってるわよ、それじゃ本末転倒でしょうに。

 それより学校の位置だけど、男爵家からは本当に近いわね、歩いて数分かもしれないわ」

「そんなに近かったの? いや、ローズさんがそれも考えて選んでくれたのかもしれないね」

「そもそも学校の場所の選定には理由があるのですよ。

 貴族の子供たちしか行きませんから先ずはその基準ですね。

 そして武器も使いますし魔術も当然使います。町の中では不都合ですので、学校専用の小さな出入り口を設ける事で、野外訓練をするのです。

 当然の事ですが対魔物や戦争を意識していますので整地された場所は不要です。自然の土地で訓練を積む方が良いとの思惑もあるのです」


 なるほど。魔術も高レベルなると範囲が広くなるものな。それに威力も並行して上がるし、そりゃ街中ではぶっ放せないな。俺はその上を行って王城の敷地内でぶっ放したが。


「なるほどね。それなら通う方が良いかね、ここも結構な北側でしょ、馬車ならそんなに時間掛からないよね」

「クインちゃんがいますからね、通う方が良いでしょう。使い魔でしたら一応は連れて行けますが目立ちますからね」

「へー、それじゃ連れて行くか。常時ヒール与えなきゃ駄目だからな、食事でも補給は出来るって聞いてるけど、やっぱり魔力の方が良いらしいし」

「その方が良いんじゃないの? 一応テリはカーラの護衛という名目もあるのだし、一時離れるにしてもクインが付けば蹴散らしてくれるでしょ」

「対処されたらされたで相手が再起不能になりそうだけどな、自業自得だけど」


 こうして雑談が続くのだった。

 余談であるが、スキルを鑑定する事が可能になっていた。その為何時かはと思っていたスキルを鑑定したのが以下の結果だ。


<付与魔術Lv5>

 スロットに関わらず付与可能

 生物無機物問わず

 付与スキルレベル=付与数=スキルレベル

 短時間付与:各属性、耐性

 永久付与:各属性、一部回復系魔術、耐性、収納

 接触瞬間発動付与:攻撃魔術


<取得経験値増加Lv10>

 取得経験5120%増す

 スキルレベルを上限とし、認めた者への適用化

___________________________


 テリスト・ファーラル

 レベル:82

 年齢:10歳

 種族:猫人族

 状態:部分欠損

 HP:1600

 MP:739


 装備品:ミスリル製刀(刃渡り75cm、全長95cm) ダマスカス製ソードブレイカー(ショートソード、刃渡り45cm):ドラゴンハーフプレート・ズボン・小手・ブーツ・マント

 予備武器:ダマスカス製ソードブレイカー(ショートソード、刃渡り45cm、鉄製エストック(刃渡り40cm) ラージシールド(小円形盾、直径30cm) ダマスカス製フランベルジュ(120cm) ダマスカス製短槍(全長150cm) ショートボウ、木の矢(尖端鉄製)832本、爆裂の矢27本

 予備防具:サラマンダー製皮鎧・ズボン・小手・ブーツ


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