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交わした約束o

作者: 仔犬

この話ゎすべて実話です。

恋ゎ自分の思う通りにゎいかない…

だから…

追いかけたり

逃げたりしてしまう



あなたゎ本気で人を愛したことがありますか?

人を愛すってどう言う意味かわかりますか?


様々な事件が身近で起こっている

あなたならどこまで乗り越えられますか?



切なくて

苦しいけど

なぜか温かい切なくて

苦しいけど

なぜか温かい…



あの日

あの時間

あの場所で

あなたに出会っていなかったら

私ゎ人を愛すことなどできなかった


あの日

いつもの時間

いつもの場所で

あなたゎ人を愛することを教えてくれた


今でも

あの時間にあの場所へ行くとあなたを思いだします


あなたを…




  2008年5月3日

今日ゎいつもより早めの起床。私にとってゎ珍しいことだ

―伊藤思禹―

今年の4月高校に入学したばかりの高校1年生徒。 仲良しで気が合う友達ができて、充実した毎日を過ごしていた。

頭がいいわけでもなく、特別可愛いわけでもない

けど夢ゎ大きい

東大にいくこと。

掛け算ゎ指を使わないとできないような人間が東大を目指して毎日頑張っています。


恋したい年頃。でもなかなかいい人が現れない

中学のときゎそれなりに恋して、付き合った人もいた。

だけどどの恋も短期間で終わりを告げていたと言う共通点があった。

本当の恋を知らなかった私

恋なんてしなくてもいい、そう思っていたのに

そんな中…あなたに出会い

本当の恋

いや、本当の愛を教えてくれた。

あなたとの出会いで私の人生ゎ黒から白へと変わっていった…


しばらくボーとしてふと我に戻り時計を見たら電車出発時間まであと2分


*やばい!*


急いで家をでて全力で駅まで走った


*ふぅ*


なんとか間に合った。

朝が苦手な私にゎ電車通学ゎかなりの難…。

でも学校ゎ楽しい。だから眠いのを我慢



電車の窓から外を見ていたら

公園が目にはいったのだ


*あの公園……

帰りにちょっと寄ろうかな…*


電車を降りて歩くこと20分 無事学校に着くことができた。

1日部活でかなり疲れた。

スーパーで花を買って電車に乗った


*公園まで…あと少し*

電車を降りてしばらく歩いてたら公園が見えてきた

あの時の光景が蘇る。


深呼吸をして花ギュッ握り、中へと入っていった。

滑り台の近くにベンチある。後ろの木の付け根に花を優しくおいて、その花を見つめた。



ベンチに座りあの時のことを思い出した。


  2007年5月3日

ちょうど1年前のこの日、私ゎあなたと付き合い、楽しく毎日を過ごしていた。あなたゎ野球部、私ゎ吹奏楽部でなかなかお互いの休日が合わなくてデートゎ月1・2回しかできなかった。そこで、2人だけの待ち合わせ場所をここに決め、毎日夜家を抜け出してここで会って話したりしていた。


付き合って2ヶ月。いつもと変わらず夜家を抜け出して公園へと急いだ。 いつもならあなたが先にベンチに座って私を待っているのに、今日ゎその逆みたい。

私ゎベンチに腰をかけた。


10分…

20分…

40分…

来ない…

来ない…


1時間待っても彼ゎ姿を現さなかった。

私ゎゆっくりその場を去った。



翌日、彼に聞いてみた。


*昨日どうしたの?*

と、

そして彼ゎ

*ごめん。寝てた*


目が游いでる。すぐに嘘だとわかった。


*あ…そうなんだ。疲れてるんだね…無理しないで*


私ゎ深く追求しなかったが少し不安になってきた…




移動教室のときだった。

忘れ物をしたから急いで教室に戻ろうと 階段を下りた。が、私ゎ立ち止まった。目の前で彼と私の友達がキスをしている。


体が動かない…

どうしよ…

みたくないよ…



しばらくして彼ゎ私に気づいた。私ゎ逃げるようにして教室に向かった。


どうして…

どうして…

凄く悲しかった

心臓に矢が刺さったように感じた。



夜会って話そ…

そう思いながら授業をうけた



そして

いつもの時間に

いつもの場所に来た。


彼ゎいなかった。

私ゎ待つことにした。


10分…

30分…

50分…


来た!

1時間遅れだけど、来てくれた。嬉しかった。凄く嬉しかった。言葉に表せないくらい嬉しかった。またいつもの私達に戻れると思った。

でもあなたゎ私に


*わかれよう*

と言った


私ゎ何も言えなかった。一滴の涙が地面に落ちたのがわかった。


*どうして…ひどいよ。もう私のこと嫌いになったの?違う子と付き合うの?*

と私ゎ彼に問いかけた


*違うよ…お前のことゎ好きだよ。てかお前ぢゃないと嫌なんだ。でもな、お互いが本気ならまたいつか何処かで出会えるような気がするんだ。今ゎ勉強もだけど部活も頑張らなくちゃだし、俺お前の友達とキスしちゃったし…お前と付き合ってると罪悪感が感じるんだ。だったら別れた方がいいかなと思って…ごめんな*


どうしてこんなこと言うのかがわからなかった。

あなたを失いたくない…

ずっと一緒にいたい…

ただそれだけなのに…

ただそれだけ……。



*わかった…ばいばい*

と言って公園を後にした。


苦しい…

怖い…

私ゎ誰…?

自分が自分ぢゃないみたい…


もう死にたい…

家に帰ったあと手首を切った。意識が遠ざかっていく…




気がつくと病室で寝ていた。


私死んでない…

どうして…

死なせてよ…

死なせて…


友達がお見舞いに来てくれた

*なにやってるんだよ!みんな心配したんだよ!本当に死んだらどうするんだよ!*


泣いてる…

友達が泣いてる…


*どうして泣くの?

私悪いことなんてしてないのに…

ただ死にたいだけ…

私ゎ弱いの…

弱い人間なの…*


私ゎ思っていることを何も考えずに口にした。


*強い人間なんて1人もいないよ。死ぬってことゎ逃げるってことだよ!あいつから逃げてるってことだよ。そんなんでいいの?*


彼から逃げてる

確かにそうかもしれない

でも逃げるのゎ卑怯だよね。


*ごめんなさい…*


涙が溢れる…

もう1度やり直したい…

もう1度だけ…




もう1度やり直すことにした私ゎいつもより元気に学校に行くことにいた。


毎日楽しい。

生きてて良かった…

本当にそう思っている。


あの人学校休んでるみたい。

風邪かな…


*おい!お前あいつの見舞いとか行ってる?*


振り返るとそこにゎあの人の友達のかずきがいた。

*なんのこと?*

と言ったらかずきゎ

*お前知らないのか…?あいつ今入院してるんだ…癌だってさ…最初冗談だと思ってたけど本当みたいでさ。夜無断で病院でてどっか行ってるみたいなんだ。*



驚いた。

嘘でしょ…

嘘だと言って…

お願いだから

嘘だと言ってよ…

耐えられないよ…

今すぐ彼の所に戻りたい…



*どこの病院…?*

*○○病院だよ。今すぐ行ってやれよ…あいつお前のこと待ってるよ*

*ありがとう。*


私ゎ無我夢中で病院まで走った。

どうして…

涙こらえて走った。



病室の前に着いた。


緊張した空気…

中に入りづらい…

私を見てどんな顔するのだろう…

怖い…

でも…


*失礼します…*

彼と目が合った

*お前…なんでここに…*

彼ゎ凄く驚いてる。

*かずきが全部教えてくれたの。どうして…どうして言ってくれなかったの…?どうして隠してたの…?馬鹿…*

我慢していた涙が一気に溢れた。*ごめん…*


私ゎ彼の胸に飛び込んだ。

彼ゎずっとなでなでしてくれた。

懐かしい匂い…

懐かしい温もり…

すべてが懐かしかった…

*ただいま*

*おかえり*

また2人で笑い合える。

永遠に…




病院の外出許可をもらった。2人でペアリングを買いにいったあと、あの公園へ行くことにした。

久々に2人で来て、なんか変な感じ。いっぱい話せた。

*ねぇ、俺こんなんだけど結婚してくれる?*

彼ゎ真剣な顔で私に言った

*うん。*

迷わず返事した。

*本当に!?やったぁ!まぢ嬉しい。ありがとう。約束な!*

*うん。約束!*


これが私と彼が交わした約束。そして、最後の言葉でもあった。



その日の夜中、携帯に病院から電話がかかってきた。

*今すぐ来てください!彼が危ないです!*


私ゎ直ぐに病院へと向かった。

息切れも気にせず勢いよく病室のドアを開けると彼の周りにいっぱい人が立っている。みんな泣いてる。


なんで泣いてるの…

私ゎ彼の元へと歩いていった。

みんな…

どうしたの…?

彼ゎ…

寝てるだけだよ…


涙がボロボロ出てくる。


嘘でしょ…

さっきまで普通に話していたのに…

やだよ…

いかないで…

どこにもいかないでよ…

側にいてよ…

また好きって言ってよ…

ねぇ…

起きて…

お願いだから

起きて…

結婚するんでしょ…?



2007年11月3日午前1時


彼ゎペアリングを握りしめながら息を引き取ったのだ。

*俺こんなんだけど結婚してくれる?*


彼と交わした最初で最後の約束ゎ今でも覚えている。




彼と付き合ってから私の人生がガラッと変わった。今までずっと短期間の恋しかしたことのない私だったが、彼ゎ私にとって初めて長続きした人であったし、本当の恋を教えてくれた人でもあった。 彼のこと、一生忘れることゎないだろう…

例え、彼が生まれ変わって違う人と付き合って、違う人と結ばれて、私のことを忘れても、私ゎ忘れない。なにがあっても…



今までこの公園にくると彼のことを思い出します。

彼の分まで生きていかないとね!




おしまい

お読みくださりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] ことのほか読みにくい。『ゎ』じゃなくて『は』だべ?
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