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覚醒!勇者君?

スマホがぶっ壊れて精神がマッハ

...............



むむむ、視界がぼやけて...。なんだか頭の辺りが冷たい気がする。

目を開けてみると知らない天井、それと頭の冷たいのは氷嚢っぽい何かだった。

体の下の感覚はふかふかでどこかのベッドに寝転がっているようだ。


俺はいったいどこにいるんだ?確かひったくりに倒されて、そこに誰かが来て...

「ああ、思い出した。迷子だったわ」

「迷子の迷子の豚ゴリラ君、あなたのおうちは納屋ですか?」

「おぉう!びっくりした」

あまりの歌詞の酷さと、無駄に美しい声に驚いて飛びのく。


反射的に歌のした方を見ると、

そこには見るからに爽やかでにこやかな好青年がいました。

カッコイイ。

いやそうじゃなくて、この狭い部屋の中に(ザックリ六畳間くらいの正方形)男二人はなかなかまずいんじゃないだろうか?アッー!な展開が巻き起こってもおかしくはない気がする。

よ、ようし。聞いてみようじゃないか。

「あんた、ノーマル?」

「は?」

こいつとぼけやがった...ホ〇は嘘つき(そんなことはない)......つまりこいつは、



ホ〇だな!(大嘘)

「いえ、何でもないです。」

「え、何で急に敬語になったんでしょうか...」

あぶねえあぶねえ、外見に騙されそうになったがやはり敵か。

俺は推定敵から身を守るため壁側に背中を向けススっと移動しようとした。そう、まるで伝説のスナイパー13のように。

しかし頭とは反対に体が一切動かない、指先くらいしか動かない。痛みはないのに。

「ヤられる!!」

「殺られる?...ああ、ひったくりの事ですか。あの人だったら今頃尋問中ですよ。」


この人が敵なのか味方なのかわからないんだが。それ以前にここはどこよ。


「体はどうです?痛くないはずですよ?まあ体は一切動かないと思いますが。」

言われて気づいたが、吹っ飛ばされた時に受けたと思われる傷やら打撲やらが治っている(俺は覚えていないが)。ついでに頭を殴られた時の痛みもなくなっている。


「おお、ほんとだ。頭蓋骨陥没したかとおもったのに」

「陥没してたけどさっき治癒魔法で形だけ直したよ」

俺の言葉を聞いて安心したらしく、爽やか男性は一回うなずいてからドアのところまで行き

「あと2,3日したら体も完全に治るだろうから。それまでこの宿にいるといいよ。」

と言って俺の返事も聞かぬまま出て行ってしまった。






よし、貞操は守ったぞ。

次は早めに出せるかも

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