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この幻なる世界で  作者: ますからっと
 始まりの街と竜との邂逅
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一話 始まり

案外早く書けたので投稿します。

これからは週一、月一、不定期だろうが土曜日夕方六時に投稿したいと思います。

「………んっ……?」


気が付けばおれは見たこともないようなところにいた。

おれが覚えているのは STAY NOT ONLINE にインして届いていたメールを読んだところまでだ。

そうしたら何故かこんなところにいる。訳がわからない。


まぁまずは状況確認をしよう。考えるのは後だ。

ここは……草原っぽいな。芝生より少し長めの草がところ狭しと生えている。

少し向こうには驚くほどの大きさではないがかなり大きい大樹が見える。

近くには小さめの丘がある。

そして雲一つないせいてn・・・じゃなかった!?

曇りじゃん!!ま、まあいいか。


周辺の確認はもういいだろう。おれ自身まだ驚いているが、少し落ち着いてきた。

STAY NOT ONLINE内のメールによって連れて来られたんだ。STAY NOT ONLINE内の何処かという可能性が高い。アップデート直後なんだ、あり得ない話じゃない。

が、その可能性を低くする方法がある。普通はそんなの無視するが・・・敢えてその方法をとる。

やっぱり馬鹿だな、おれ。

だがやる。

STAY NOT ONLINEはVRMMOゲームだ。そのため普通のゲーム等であるようなメニュー画面がない。その事を解決するためSTAY NOT ONLINEでは脳内ディスプレイという方法をとった。呼び出し方法は、頭の中でメニューと念じること。つまり今、念じてみてディスプレイが出なければゲームではない。


「メニュー」


う、うん。案の定出なかったよ!!こんちきしょう!!

どーすんの!?おれ泣くよ!?


ま、まあまだ焦る時じゃない。

ところで唐突だが、今の姿を確認したくなった。あの丘に上って見るか。


これで遠くまで見渡せるな。

お、案外近くに水の綺麗な池があった。あれで見てみるか。


よ、よし。覗いて見るぞ。


そこに映っていたのは女の子だった。


「す、すみません!!」


思わず頭を下げてしまった。

……ん?おれは、何をするために池の近くに来たんだ…?自分の姿を確認するためじゃなかったか…?

じゃあ、何で女の子が映ってんだ…?それにさっき咄嗟に出た声は女の子のような声じゃなかったか…?

さっき池に映った女の子が別人だったとして、それなら聞こえる声は二種類じゃないか…?

・・・と、言うことは・・!!

あの女の子は……おれ!?


「えぇぇぇぇぇぇえええ!!?」


あ、あり得ない!いやわからないけど。

そ、そうだ。もう一度見てみよう。それでまたあの女の子が出てきたら確定だ。


「……やっぱり…」


……うん。なんかわかってました。確定です。

ここまで嬉しくない確定は初めてだよ!!

それによく見れば結構可愛いというね。

まぁ今池に映っている女の子がおれということはわかった。だがわかりたくはなかった。


うん、そんなことは置いといて容姿の確認と行こう。

今のおれの姿は、腰まで伸びた艶やかな黒髪に、大きくぱっちりと開いた目、瞳は髪の色と同じだが深みのある鮮やかな黒、顔全体は整っていて美少女といってもいいぐらいだ。身体も華奢で成長途中を思わせる胸だがそれもそれでスタイルの良さに繋がっている。美来に若干似ているかもしれない。誰がどう見ても美少女だと思うだろう。

まだ良かったかもしれない。


おれが今、現在進行形で思っていることを言おう。


「わけわかめ、じゃなくて訳がわからないよ!!」


………噛んだ。物凄く噛んだ。恥ずかしいです。

まぁ今は生きることを最優先にしよう。突然女の子になってパニクって飢え死にしたとか言ったら笑えない。

まずは道を探そう。道とは何かと何かを繋ぐ物だ。道があるということは少なくとも2つ以上の、国、村、町等々があるということだ。そして勿論人もいる。おれ、頭良いな!見直したわ。


もう一度、丘に上ってみる。まぁそう簡単に見つかる訳が……あったわ。少し遠いけどあったわ。

おれもうビックリ死できるわ。………なんだそれ。


兎に角、行って見よう。どちらに進むかはそれからだ。


さてどちらにに進もうか。やっぱりここは 木の棒 方式で行こう。

一回目………丘の方向・・・違う、そうじゃない!!

二回目………池の方向・・・何故?

三回目………道の続いている方向

よっしゃーー!!! ………そこまで喜ぶことじゃなかった。

兎に角進んでみよう。


そしておれはすれ違った。古びたローブを着た、子(娘)と。

次話辺りで一人目のヒロインが出てくる予定です。このヒロインは主人公の相棒、パートナー的存在です。

次話もなるべく早く投稿したいと思います。

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