第26話 新たな仕事
ついにテスト本番!果たして結果は?
藍人「ほら、ここの計算はさっきもやったぞ?」
颯太「ちょ、ちょっと待ってくれ。」
勉強会が始まって3時間が経った。みんなの学力は夏休み期間の間に結構落ちていた。その為、僕は少し早めのペースで勉強を教えていたのだが
蓮「あ、頭がパンクする....」
陽菜「こ、こんなにハードとは。」
智穂「いや、前はこんなにハードじゃなかったよ?」
海斗「や、大和さん。大丈夫ですか?」
大和「勉強.....難しい......」
栞「つ、疲れた。総司くん、ちょっと休憩しない?」
藍人「もう3時間ですか。そうですね、少し休憩しましょうか。」
ということで、少し休憩を挟むことにした。
瑠香「にしても教え方分かりやすいね。総司くん、頭良かったんだ。」
藍人「そこそこですよ。というか、瑠香さんは疲れないんですか?」
瑠香「まぁ、一応テスト順位はTOP20位以上を保ってるからね。ある程度は勉強出来るつもりだよ。」
藍人「なら、これからは僕と一緒に教える側になってくれませんか?」
瑠香「わかった。任せといて。」
藍人「そういえば、他の皆はどうしたんでしょう。」
瑠香「あぁ、皆なら....」
そう言って瑠香さんが指を指した方向を見ると、そこには床やソファーで寝そべっている栞さん達がいた。
藍人「これは.....少しやりすぎましたかね。」
瑠香「あ、あはは。まぁ、少し長めに休憩したら復活するんじゃない?」
藍人「なら、お菓子でも作ってますか。」
瑠香「私もやるー。」
〜1時間後〜
栞「う、ううん。」
藍人「あ、起きました?」
栞「あ、おはよう。」
颯太「ん?なんかいい匂いしないか?」
智穂「ほんとだ。何か作ってたの?」
瑠香「皆が起きないから、お菓子作ってたんだよ。」
陽菜「え!ほんと!食べるー!」
海斗「(ん?この反応どこかで見たような。)」
蓮「じゃ、お菓子食べながら勉強会再開するか。」
こうして、勉強会が再開した。瑠香さんが加わってくれた事もあり、僕の負担が減った。
栞「やった!ここも正解!」
藍人「流石に飲み込みが早いですね。」
颯太「俺も少しずつ正解できるようになってきたぞ。」
智穂「私も!」
陽菜「蓮、ここ分かる?」
蓮「あぁ、そこはな.....」
海斗「蓮が勉強を教えてる!?」
瑠香「成長を感じるね。」
蓮「失礼だろお前ら。」
心美「ただいまー。」
その時、買い物に行ってた母さんが帰ってきた。
心美「あれ?皆どうしたの?」
大和「勉強会に来てくれたんだよ。」
心美「そうだったの!なら、夕飯も家で食べてく?」
栞「いいんですか?」
心美「もちろん。」
颯太「よっしゃぁ!ありがとうございます。」
智穂「今日はお腹空いたからいっぱいおかわりしようかな?」
陽菜「私も!」
瑠香「2人とも、少しは遠慮しなよ。」
藍人「全く。またこうなるのか。」
流れのままに料理を振る舞うことになってしまったのだった。
栞「あー美味しかった。」
藍人「それは何より。」
帰り道、僕はいつも通り栞さんを送っていた。
藍人「そういえば、最近は視線を感じるんですか?」
栞「うん。でも、総司くんと帰るようになってから少し減った気がするんだ。」
藍人「それは良かったですね。」
栞「うん。ありがとうね。」
藍人「いえ、僕は何もしてませんよ。」
その時、栞さんに通知が来た。
栞「ん?何だろう。」
そう言って栞さんがスマホを確認すると、
栞「ぅぅぅぅ、うぉっしゃぁああー!」
藍人「と、どうしたんですか?」
栞「あ、ごめんごめん。ちょっと仕事で嬉しいことがあってね。」
藍人「そうでしたか。それは良かったですね。」
栞「うん。早くその日にならないかなー。」
藍人「遠足前の子供みたいですね。」
栞「ちょっと!?」
藍人「あはははは。」
最近、よく笑うようになった気がする。不思議だなぁ。
栞「あばばばばばば」
藍人「そんな緊張しなくても。」
海斗・蓮・智穂・颯太・陽菜「あばばばば」
瑠香「ほらほら皆、リラックスリラックス。」
あれから数日、勉強会を続けていき、いよいよ本番当日となった。
智穂「ていうか、総司と瑠香は大丈夫なの?」
藍人「まぁ、特に不安はないかな。」
瑠香「私も。いつも通りって感じかな。」
颯太「ちぇっ。天才は羨ましいぜ。」
藍人「別にそんなんじゃないだろ。」
蓮「お、そろそろ時間だ。陽菜、行くぞ。」
陽菜「うん。じゃあ皆、お互い頑張ろうね。」
瑠香「陽菜達も頑張ってね。」
そう言って2人は教室に戻って行った。
藍人「ほら、栞さん。そろそろ始まりますよ。」
栞「そ、そうだね。よし!気合い入れて行くぞー!」
こうして、文化祭後のテストが幕をあげたのだった。
颯太「ガクガクブルブル」
藍人「またかよ。今回の出来はどうなんだ?」
颯太「そ、そこそこだな。」
そう言う颯太の体は少し震えていた。
海斗「おーい、2人ともー。」
その時、前から海斗と蓮が向かってきた。
颯太「お前ら、順位見てきたのか?」
蓮「いや、これからなんだ。2人もこれからか?」
藍人「うん。丁度見に行くところ。」
海斗「なら一緒に行こうか。」
そうして僕らは4人で順位表の前まで向かった。
颯太「よ、よし!上がってるぜ。」
海斗「俺も!」
蓮「俺もだ!」
藍人「良かったな。」
見てみると、3人とも40位台だった。
藍人「(さて、僕はどうかな.....)お、今回は5位か。」
海斗「高!総司くんすごいね。」
藍人「いや、そんなことないよ。」
そういえば、他の皆は何位だったんだろう。そう思っていた時、
生徒達
「栞さん!流石です!」
「今回は13位なんて。前回より上がってるじゃないですか!」
「やはり栞さんこそ天才と呼ぶにふさわしいですね!」
陽菜「やっぱり栞さんこそ至高だ!」
藍人「.........(ほんと、大変そうだなぁー。)」
毎度の如くこの感想が出てる気がする。
瑠香「あ、男子陣お疲れー。」
智穂「そっちはどうだった?」
海斗「ぼちぼちかな。女子の方は?」
瑠香「私は10位だったよ。」
智穂「私は35位。」
蓮「おぉ、やっぱり高いな。あれ?颯太は?」
颯太「うぉぉぉ!栞さーーーん!」
その時、栞さんを囲う群衆の中に紛れ込もうとする颯太が目に入った。
藍人「......(帰ろ。)」
僕は巻き込まれる前に、その場を去ることにした。栞さん....ドンマイです!
その日の放課後、僕は監督に呼び出されていた。
藍人「どうしました?また仕事ですか?」
煌雅「いや、今回はちょっとしたお願いがあってな。」
藍人「お願い?」
煌雅「実は、今度栞ちゃんところのグループのメンバー全員が映画に出ることになってるんだ。だが、マネージャー曰く、演技に不安があるらしくてな。そこでだ。」
その時、監督が僕を指さしこう言った。
煌雅「俺とお前で彼女達の演技を指導してやることになった。」
藍人「.......はい?」
次回!
栞以外のメンバーが登場!




