第25話 テスト対策
第3章開幕!
文化祭後のイベントと言えば?
瑠香「じゃあみんな、文化祭お疲れ様。流石に1番人気には届かなかったけど、今日は楽しもう!乾杯!」
生徒達「乾杯!」
そして文化祭の打ち上げが始まった。
颯太「くぅー!負けたかぁ。」
智穂「結局どこが1番だったんだっけ?」
海斗「蓮達のクラスだって聞いたぞ。」
颯太「栞さんの魅力があったのに.....」
栞「いやいや、私なんて全然だよ。」
藍人「(つ、疲れた。)」
ほぼ1人で料理しててただでさえ疲れてるのに、初見で劇に出たから集中力ごっそり削られたからもうクタクタだよ。
瑠香「お疲れ様。うちのクラスが成功したのは総司くんのおかげだよ。」
藍人「いえいえ、大したことはないですよ。」
瑠香「それと、陽菜達の劇のこともね。まさか藍人さんが来るとは思ってなかったけどね。」
藍人「あ、あはは。(まぁ本人なんだけどね。)」
そこで僕は少し気になったことを聞いてみた。
藍人「純粋な疑問なんですが、藍人さんってどれくらいの認知度なんでしょうか?」
瑠香「え?いや、普通に有名俳優でしょ。」
藍人「そうなんですね。」
栞「やっほー。2人共何話してるの?」
その時、栞さんがこっちにやって来た。
瑠香「栞さん、お疲れ様。いや、総司くんが藍人さんについて聞いてきてね。」
栞「へぇ。そうなんだ。にしても藍人さん、よくあの速さで駆けつけてくれたよね。」
藍人「(そりゃ現地にいましたしね。)」
瑠香「ちなみに、ここだけの話。私は藍人さんのファンだったりするんだよね。」
藍人「え!?」
衝撃の事実すぎるんだが。
瑠香「まぁそんな熱狂的なファンじゃないけど、好きな作品のキャラを演じてて、それに惹かれたんだよね。」
栞「そうなんだ。(わかるー!私も演技に惹かれたからね。)」
藍人「(目の前で言われるとちょっと照れるな。)」
瑠香「サインもらってれば良かったなぁ。総司くん、何とかできない?」
藍人「そんな簡単に呼べる訳ないですよ。それに僕、監督さんと知り合いな訳では無いですし。」
瑠香「まぁそうだよねー。」
栞「今度撮影で一緒になれたら貰ってあげようか?」
瑠香「ほんと!?じゃあお願い!」
藍人「(まじか。)」
栞さん、貰える前提で話してるとは。なんという自信だ。
颯太「おい総司。お前肉食ってるか?」
海斗「話してばっかじゃなくて、もっと食べなよ。」
藍人「お前らは僕の親なのか?」
智穂「私も女子の会話に混ぜてよー。」
瑠香「OK。と言っても何話す?」
栞「明日の天気とか?」
瑠香「会話デッキ少なすぎじゃない?」
そのまま僕らは打ち上げを楽しんだのだった。
栞「テストが、やばいの!」
藍人「いつも通りですね。」
栞「いつも通りって酷くない!?」
文化祭から数日が経ち、もうすぐテスト週間となる頃、屋上で昼食をとっていた栞さんがそんなことを言い始めた。
藍人「だってこの前、テスト教えて欲しいって懇願してきたじゃないですか。」
栞「それはそうだけどさ。でも今回は前の比にならないくらいやばいの!」
藍人「だからまた教えて欲しいと?」
栞「そういうこと。」
藍人「ちなみに科目数は?」
栞「全部!」
藍人「(ほんとに勉強苦手なんだなぁ。)」
栞「お願い出来る?」
藍人「.....はぁ、わかりましたよ。」
栞「やった!ありがとう!」
まぁ減るもんじゃないし、僕の復習にもなるからいいか。
藍人「っと、そろそろ時間ですね。」
栞「そうだね。じゃあ私先に戻るね。」
そう言って栞さんは戻って行った。え?一緒に戻らないのかって?
藍人「(栞さんと一緒だったことがバレたら殺されるからな)」
そうして僕は後から教室に戻ったのだった。
藍人「......で、なんでこんなに多くなってるの?」
1週間後、僕の家で勉強会をすることになったのだが、
颯太「まぁ俺らはついでと思ってくれ。」
海斗「そうそう、ついでだよついで」
蓮「いや、流石に無理がないか?」
智穂「大丈夫大丈夫。総司なら何とかなるって。」
瑠香「なんかごめんね。私達まで一緒に来ちゃって。」
陽菜「よろしくお願いします!」
栞「あ、あはは。」
何故か大量の友人が目の前にいるんだけど。
藍人「まぁ、とりあえず入りなよ。」
全員「お邪魔しまーす。」
僕は友人達を家に上げ、リビングに行くように伝えた。
父「そ、総司。何だこの人の数は!」
颯太「あ、総司のお父さん。お邪魔します。」
智穂「あれ?心美さんと鈴さんは居ないんですか?」
父「心美は買い物、鈴はバイトに行ってるんだ。」
海斗「そうだったんですね。」
父「ところで、知らない子がいるようなんだが。」
蓮「始めまして、桐ヶ谷蓮です。」
瑠香「白雪瑠香です。」
陽菜「胡桃沢陽菜です。」
父「よろしく、3人とも。俺の名前は月下大和って言うんだ。名前で呼んでくれていいぞ。」
ちなみに母さんと同様、父の名前も実名である。何故名前を考えたりしないのだろうか。
大和「で、今日は何しに来たんだ?」
栞「総司くんに勉強を教えて貰いに来たんです。」
大和「へぇ、総司はそんなに頭良かったのか。」
藍人「まぁ、そこそこにはね。」
俳優がいつまでも続くとは限らない。他の道に進むことも考えとかなければ。
大和「なら、俺もちょっと勉強しようかな。」
藍人「父さんまで?てか仕事は?」
大和「まだ休みだ。」
栞「よろしくお願いします!総司先生!」
藍人「.....(やれやれ。全く、困った人たちだ。)」
こうして、勉強会が始まったのだった。
煌雅「うーん。最近視聴率が伸びないな。どうしたものか。」
その時、監督の部屋をノックする人がいた。
煌雅「どうぞー。」
響「こんにちは、煌雅監督。」
煌雅「おお、響さん。どうしました?」
響「実は、栞の所属してる『Forever flowers』のメンバー全員に映画の撮影依頼がきたんです。でも、彼女達演技はあまりできなくて。」
煌雅「なるほど。俺に演技を見て欲しいと。」
響「お願い出来ますか?」
煌雅「えぇ、構いませんよ。演技を見るってことなら、あいつも連れて行くか。」
次回
テスト本番




