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第23話 文化祭 後編

文化祭2日目。平和に終わるかな?

栞「こちら、特製カレーでーす。」

煌雅「お、来たか。さてさて、お味はどうかな?」

そう言って監督がカレーを食べる。

煌雅「う、美味い。まさかここまでとはな。」

そうして監督がこちらを見てくる。

藍人「(こっち見ないで。バレる。)」

配慮をしろ。配慮を。

海斗「総司くん、次こっちにオムライスをー。」

藍人「了解ー。」

そうしてオムライスを作っていた時

鈴「へぇー。意外と本格的だね。」

心美「いい匂いがするわ。」

父「これは期待できるな。」

藍人「(来たか。)」

うちの親がやってきやがった。

栞「いらっしゃいませー。3名様ご来店でーす。」

心美「栞ちゃん似合ってるね。」

栞「ありがとうございます。」

鈴「あ、私パスタ食べたい!」

父「俺はとんかつかな。」

栞「かしこまりました。」

藍人「(容赦なく頼みやがって。)」

ちなみに料理はほぼ僕一人で作っていて、何人かが簡単な手伝いをしてくれている感じだ。

栞「お待たせしましたー。こちらオムライスです。」

そして栞さんが手でハートを作って、あのセリフを言う。

栞「萌え萌えきゅん!」

客「がはぁ!」

その瞬間、お客さんが鼻血を出して倒れた。

颯太「ぐ!あ、危なかった。」

智穂「流石にこれは破壊力あるわね。」

海斗「流石だなぁ。」

藍人「(よくあんな事を恥ずかしがらずにできるよなぁ。)」

その後、オムライスを頼む客が殺到して、オムライスが数量限定メニューになったのだった。




栞「はぁぁぁぁ。疲れた。」

藍人「お疲れ様です。」

帰り道、僕らは一緒に帰っていた。理由はこの前頼まれた彼氏役を(まっと)うするためだ。

栞「にしても大盛況だったね。流石総司くん!」

藍人「いえいえ、栞さんの影響力あってですよ。」

事実、半分以上のお客さんが栞さんを目的に来ていた。やはりすごい影響力だ。

藍人「というか、よくあの量のお客さんに対して顔色1つ変えずに接客できましたね。」

栞「まぁ慣れてるからね。ライブとかやってるとそういうスキルも必要だからさ。」

藍人「流石ですね。プロの精神ってやつですか。」

栞「まぁね!そこは負けないよ。」

そんな話をしていると栞さんの家の前まで来た。

栞「じゃあまた明日ね!」

藍人「えぇ、また明日。」

そうして僕は家へと向かった。

?「あの男。ほんとに何者だ?邪魔だな。」




そして迎えた翌日。今日は文化祭最終日である。

文化祭実行委員「今日が最終日だよ!皆んな、気合い入れていこー!」

生徒達「おーーー!」

藍人「(デジャブを感じる)」

そして、僕らは再び多忙となった。

煌雅「よ!また来たぞ!」

藍人「(いや、なんで!?昨日きたよね?)」

栞「監督。また来たんですか?」

煌雅「まぁ他のお店回るついでにな。お昼もここで済ませられるし。」

藍人「(今度の撮影、給料増やしてもらおう。)」

海斗「総司くん。大丈夫?疲れたなら休んだ方が」

藍人「え?いや、大丈夫だよ。これくらいはなんてことないよ。」

海斗「ほんと?でももうかれこれ3時間はぶっ通しじゃん。」

藍人「大丈夫大丈夫。気にしないで。」

色んな撮影やってきたからね。その中に体力使うやつとかも結構あったし。

颯太「俺らにも何か作ってくれよ。お腹すいちまったよ。」

智穂「私もー。」

藍人「お前らなぁ。」

栞「ほら2人とも。お客さん待たせちゃダメだよ。」

颯太「はい!すみません!」

智穂「すぐ仕事に戻りまーす。」

藍人「全く。」

すると栞さんが小声で話しかけてきた。

栞「私もお腹すいたから後で何か作って欲しいなー。なんて。」

そう言って栞さんは接客に戻って行った。

藍人「.....(やれやれ。)」

その後、休憩時間になった時に僕はこっそり4人に軽食を作ってあげたのだった。




文化祭実行委員「皆んな!お疲れ様!後は自由行動でいいよ!」

その瞬間、栞さんに一気に生徒が群がった。まぁ栞さんを誘いに行ったのだろう。

颯太「よし!終わったぁ。」

海斗「疲れたな。この後はどうする?」

智穂「まだ時間あるし、色々見て回らない?」

藍人「僕は後片付けがあるから3人で行ってきなよ。」

颯太「悪いな総司。じゃあお言葉に甘えさせてもらうわ。」

そう言って3人は他クラスへと向かっていった。

藍人「(さて、僕もちゃっちゃと終わらせますかね。)」

そうして食器を洗っていた時、

栞「総司くん。手伝うよ。」

文化祭実行委員「私も手伝わせて。」

藍人「栞さん。それに文実の...」

文化祭実行委員「あぁ、そういえば面と向かって話すのは初めてだね。私は白雪瑠香(しらゆきるか)。よろしくね。」

藍人「月下総司です。こちらこそよろしくお願いします。」

挨拶も済んだところで僕らは片付けに取り掛かった。

栞「いやー、大繁盛だったね。」

藍人「そうですね。ところで栞さん。あの人だかりをよく追い払いましたね。」

栞「片付けあるんだって言ったら皆んな履けてくれたよ。」

藍人「恐るべき影響力。」

瑠香「おかけで売上もうなぎのぼりだったし、ほんとに助かっちゃったなぁ。」

栞「役に立てて何より。」

瑠香「2人はこの後どこ行くとかあるの?」

藍人「僕は特には決めてないですね。」

栞「私もー。」

瑠香「なら良かったら私と一緒に回らない?」

栞「もちろんいいよ!」

藍人「僕も構いませんよ。」

瑠香「よし!決まりだね!じゃあちゃっちゃと片付けしちゃおうか!」

そうして僕らは片付けを済ませ、3人で回ることになったのだった。

瑠香「あ、2人にちょっと見せたいものあるから最初ちょっと付き合ってくれない?」

栞「いいよー。」

藍人「僕もいいですよ。でもどこに行くんですか?」

瑠香「それは秘密....」


〜少年少女移動中〜


瑠香「着いた。ここだよ。」

栞「うわ、すご!」

瑠香さんに連れられてやってきたのは体育館だった。そこには舞台の設置をしている生徒達の姿があった。

藍人「皆んな気合い入ってますね。」

瑠香「今日の中夜祭で演劇をするんだって。私の知り合いも出るんだけど...」

そんな会話をしていると

?「やっほー、瑠香!会いに来てくれてありがとう!」

瑠香「おわぁ!」

突然瑠香さんに飛びかかってきた人がいた。

藍人「あの、この方は?」

瑠香「あぁ、ごめんごめん。この子は私の中学時代からの同級生の胡桃沢陽菜(くるみざわひな)って言うの。」

陽菜「初めまして!気軽に陽菜って呼んでください!てか栞さんだー!」

そう言いながら陽菜さんは栞さんの手を掴んだ。

栞「よろしくね陽菜さん。」

陽菜「キャー!名前呼ばれちゃった!」

藍人「......あの、瑠香さん。もしかして陽菜さんって。」

瑠香「うん。熱狂的な栞さんのファンだよ。」

藍人「(やっぱりそうか。)」

本当にに大変な人だ。

瑠香「ほら陽菜。そろそろ戻らないと。」

陽菜「あ、そうだった。じゃあ3人とも、よかったら舞台見に来てねー。」

そう言って陽菜さんは戻って行った。

栞「すごく元気な子だね。」

瑠香「昔からそれが取り柄だったんだ。」

藍人「(他にもありますよね?)」

栞「よし!じゃあ色んなところ回ってこー!」

こうして僕らは中夜祭までの時間を潰すべく色んな所を巡って行ったのだった。




陽菜「もう少しで終わりそうだね。」

蓮「あぁ。後はこの飾りをつけて終わりだな。」

そう言って蓮が脚立に登る。

陽菜「気をつけなよ。」

蓮「わかってるって。」

そう言って蓮が脚立の上で立とうとした瞬間、

突然脚立のネジが外れてしまい脚立が崩れた。

蓮「え?おわぁ!」

それにより、上に乗っていた蓮が落ちてしまった。

陽菜「蓮!大丈夫?」

蓮「いたた。なんで脚立が?」

陽菜「老朽化してたのかな。」

蓮「ちょっと新しいやつ持ってくるか。」

そう言って蓮が立とうとした瞬間、

蓮「いっ!」

連の足に激痛が走った。

蓮「あ、足が。」

陽菜「大丈夫!?」

蓮の足を見てみると、赤く腫れていた。

陽菜「酷い腫れだ。早く冷やさないと。ほら、肩貸すから。」

蓮「す、すまん。」

陽菜「(でもどうしよう。このままだと男役が足りなくなっちゃう。どうしたら....)」

次回!

2章最終話

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