第22話 文化祭 前編
ついに文化祭が始まる!
文化祭開催が迫る中、僕らのクラスは着々と準備を進めて行った。
海斗「よし。装飾はこんなもんか。」
藍人「だいぶ凝ってるな。」
海斗「もちろん。やるからにはいいものを出さないとな。」
藍人「すごいやる気だな。」
颯太「おーい、そっちは終わったかー?」
その時、別の準備をしていた颯太達がやってきた。
颯太「メニュー表できたぞ。結構しっかりめのやつ。」
海斗「お、そっちもやる気だな。」
智穂「もちろん!なんてったって今回1番人気だったクラスには打ち上げの費用を学校側が出してくれるんだからね!」
藍人「相変わらず食いしん坊だな。」
栞「皆ー。」
栞さんがこちらに向かってきて、差し入れを持ってきてくれた。
栞「これ、さっき買い出しに行った時に買ってきたの。良かっら食べて。」
藍人「ありがとうございます。」
颯太「ありがたき幸せ。」
海斗「相変わらずだなぁ。」
智穂「ここまで来ると呆れるわ。」
そして僕らは差し入れを食べならが少し休憩をとる。
栞「そういえば、料理は誰が作るの?」
海斗「そりゃ総司くんじゃない?」
智穂・颯太「異議なし!」
藍人「いや、俺何故かメイド服を着せられるんだが?そんな中で料理もしろと?」
颯太・海斗・智穂「もちろん」
藍人「もうこれ一種のバイトだろ。」
栞「まぁあの味食べたらそうなるよね。」
藍人「(今度から気軽に料理を振る舞わないようにしよう。)」
颯太「そうだ。一応試食として今日料理作ってくれよ。」
智穂「それいいわね!」
藍人「おいおいおい。」
海斗「俺もお願いしようかな。」
栞「私もー!」
藍人「(訂正。今後しばらく料理は他人に振る舞わないようにしよう。)」
栞・海斗・颯太・智穂「いただきまーす。」
鈴「私も食べよー。」
藍人「はぁ。(ほんとに来たよ。)」
その日の放課後、4人は本当に家に来た。
父「皆、総司と仲良くしてくれてありがとうな。」
【藍人のお父さんには藍人が事情を話しています。】
栞「いえいえ、こちらこそ総司くんにはお世話になってます。」
颯太「総司のお父さんはどんな仕事してるんですか?」
父「ふふん!なんだと思う?」
鈴「フリーター」
父「お前は知ってるだろ!しかも何故フリーターなんだ。」
智穂「仲良いですね。」
藍人「親バカなんだよ。」
父「総司!?」
海斗「心美さんもそうなんですか?」
心美「いやいや、私はそこまでじゃないわよ。」
藍人「まぁ、母さんはそこまでだけど。」
鈴「でもたまにだる絡みはしてくるよ。」
心美「だ、だる絡み!?」
父さんと母さんの心に30のダメージ。
栞「(羨ましいなぁ。)」
颯太「栞さん。大丈夫ですか?」
栞「え。あぁ、うん。大丈夫だよ。」
颯太「?そうですか。」
藍人「.......」
そして4人が食べ終わり、皆が帰ろうとすると
心美「送って行きなさい。夜道は危ないからね。」
と、半ば強引に送らされることになった。前もこんなことあったような。
颯太「この出来なら問題ないな。」
智穂「ご馳走様!」
海斗「また機会があったら頼むよ。」
藍人「そんなに機会が何度もあってたまるか!」
栞「.....」
栞さんが後ろを気にしながら歩く。
颯太「じゃあ俺らはこっちなので。」
智穂「じゃあねー、2人ともー。」
海斗「また明日ー。」
栞「うん。また明日ー。」
3人の背中が見えなくなった瞬間、
栞「ごめん総司くん。」
そう言って栞さんが腕を掴んで来た。
藍人「うぉ。大丈夫ですか?」
栞「う、うん。大丈夫だよ。」
その声は少し震えていた。
藍人「(これはかなり危険だな。)大丈夫ですよ。今は僕だけしかいません。強がらなくていいんですよ。」
栞「.....ははっ。総司くんにはお見通しだったか。」
栞さんが腕を強く掴む。
栞「なら、今は少し頼らせて欲しいな。」
藍人「えぇ、構いませんよ。」
僕は栞さんに腕を掴まれたまま栞さんを家まで送って行ったのだった。
それから1週間が経ち、文化祭当日がやって来た。
文化祭実行委員「よし!皆、絶対1位取るよ!」
生徒達「おーーーー!」
そうして僕らはメイドカフェを開店した。
栞「いらっしゃいませ!」
颯太「羨ましい。俺もお客になりたい!」
智穂「んな事言ってないで早く仕事しなさい!」
海斗「かしこまりました。少々お待ちください。」
栞さんの影響もあり、客足が大量に押し寄せてきた。
海斗「総司くん。次よろしく!」
藍人「了解。ところで、客の目がこっちに向いている気がするんだけど、気のせいかな?」
海斗「気のせい気のせい。」
いや、絶対気のせいじゃないなこれ。まぁそりゃメイド服を着た男が料理してたら目がいくけどさ。
藍人「(やっぱ無理言っても辞めてもらえば良かったかな。)」
まぁ料理を喜んで貰えるのは嬉しいけどね。
?「よっ!来たぞ。」
その時、僕に声をかけてきた人がいた。
藍人「監督。来たんですか。」
僕が小声で話しかける。
煌雅「あぁ。ここでは総司だったか。すまんすまん。」
栞「監督さーん。」
その時、栞さんが向かってきた。
栞「お久しぶりです。来てくれたんですね。」
煌雅「まぁな。折角誘ってくれた訳だし。」
藍人「(誘ったの栞さんだったんだ。)」
颯太「煌雅監督!」
智穂「来ていたなんて!」
その声を聞いた他の客が監督の周りを囲う。
煌雅「はいはい皆さん。落ち着いてください。」
藍人「(もう俳優とかそのレベルじゃん。)」
相変わらずすごい人気だ。
栞「あの監督、結構すごい作品作ってるんだよ。私の推しの藍人さんもよく出てるし!」
藍人「そうなんですね。(まぁ、お気に入りらしいからね。)」
こうして僕達のお店は大盛況し、より忙しくなったのだった。
次回!
思わぬ事態が....




