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6 一難去って……

 何とか夜になる前に街に戻ってこれた……が、どうやらまだ危機は去っていなかったみたい。


 私の頭に生えてる角を使った探知によって周囲に潜んでいる人を感知した。

 どっかの遺跡に神竜大戦時代では竜族が使っていた角による探知能力が強力すぎる為神々は魔力に探知能力を邪魔する効果を持たせたとか書いてあった。


 龍とは竜を模して神々が作った生き物なので同じような事ができ、その龍の末裔の一種である聖なる龍に連なる一族の私も一応、頭には何故か黒いし他の一族の者達とは形も違ったが立派な龍の角が生えている。

 そして魔力で阻害されるとはいえ角による探知能力は大した負担も無くそこそこ優秀だったので重宝していた。

 そして転生した未来には、魔力が全くないのでかなり精度の高い探知能力が可能だ。


 情報を拾いすぎると頭が痛くなるので、かなり範囲を狭めているが人の動きや空気の動きがまるで手に取るように理解できる。

 そしてこの探知能力によって捉えた人達、恐らくスラムの追い剥ぎ集団であろう複数の男達が至る所に銃を持ってこちらの様子を伺っているように見える。


 店の売れ残りとはいえ、売ればそこそこな値段になりそうな防護服や手に持つ銃等を換金する目的なのかしら。

 いや私が可愛い美少女だから狙われてる可能性もあるわね!やっぱり可愛いって罪なのね。


 冗談はさておきどうしたものか、最初来た時は負傷はしていたものの手練れの開拓者ナカノと一緒にいたからか狙われはしなかったが遠くで銃声などは聞こえていたのでこういうことは日常茶飯事なのだろう。

 しかし私はこの防護服を買う際にサービスで貰った銃の使い方はよくわからないが腕っぷしにはそこそこ自信がある。

 魔法を使う方が得意だったけど、闘気で身体強化するのが苦手なわけではない。

 そうでなければ勇者相手に善戦は出来ないだろう……まぁ負けたけど。


 スラムにいるような奴等の持ってる銃がさっきの遺跡で見た鉄蜘蛛の光程の威力を持ってるとも思えないし勇者並みの力があるはずもない、パパッと片付けちゃいましょう。


 とはいえもしかしたらただ隠れてるだけの人かもしれないと思い歩いていると、路地裏から見ている男が姿を出し銃を構えた。

 やはり追い剥ぎの類で間違いないらしい。

 流石にこれでただかくれんぼしてるだけの人でした~!とかだと突然隠れてる奴を殺しに行こうとする私がまるで極悪非道の魔王って事になってしまうのでよかった。

 やはり私を襲おうとしてるという事で合ってるらしく、銃を構えた男がこちらに銃で弾を撃ってきたので素早く闘気を纏い弾を避けながら撃ってきた男に急接近し、蹴りを三発放った。

 防護服を着ているようだが、私の闘気を纏った蹴りにより足は砕け胴体は銃と共に潰れ、頭は簡単に弾けた。


 ……ここまで強く蹴らなくても良かったかも、転生する前の世界は大抵の生物は闘気を纏っておりかなり硬かったから、つい力を籠めすぎてしまった。


 やっぱり防護服とやらを着ているとはいえ闘気を纏ってない人なんて所詮こんなもんよね。

 まぁ遺跡で見た鉄蜘蛛とかは単純に固そうだったから、それに対抗できる技術があるのは確かね。恐らく高価な強化服があれば闘気の代用になるだろうし、もっと強い銃があれば剣も魔法も必要ないもの。


「なっ!?コイツ気づいてやがったのか!?抵抗するなら生け捕りは無しだ、殺せ!」


 それはそれとして、男がやられた事で他の追い剥ぎ共が皆遮蔽物から顔を出して一斉に銃を撃ってきた。

 魔法よりずいぶんと速いが一発一発が小さいし銃を向けてる先にしか銃弾は発射されない、弾が飛ぶ軌道がまるわかりなので闘気を纏った状態であれば避けるのは容易い。


「弾が当たらねぇ!なんだこのガキは!?」

「ターゲットの開拓者はスラム上がりのたまたま運が良かったガキって話じゃなかったのかよ!なんでこんな高価な強化服を着てるんだ!?こんなの聞いてねえよ!」


 弾を避けながら男達に接近して一人、また一人と倒していく。

 そういえば私も銃使ってみようかな!早速一人の追い剥ぎから奪って(頂いて)と……見た感じここをこうやって……お、弾が出た!う~ん、あんまり威力は強くないわねコレ。でもまぁ生身の部分をちゃんと狙えば人間程度なら瞬殺ね……

 あと意外と銃を使うのが楽しいわね、魔法よりお手軽だし音が派手で気持ちいいわ!ばんばーん!






 ────気が付いたら男達は全滅していた、昔からのんびり過ごしたいと思う割にこういう荒事になるとなんだか気分が高揚するのよね。


 う~ん、こいつらが使ってた銃、売れないかな?壊れてないやつを持てるだけ持ってっちゃおう! 

 運動してお腹も空いたし、さっさと遺跡で拾った遺物をギルドで換金してどっかの宿にでも泊まって美味しいご飯食べてぐっすり眠りましょう。

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