表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/51

1-2閑話胎動する滅亡の足跡

ダンジョンの大量発生はその後様々な影響を発し始めた。


一番最初に影響したのは地球の危機を契機に先祖返り以外の勇者と英雄の祝福の覚醒である。先祖返りは一部の祝福を除いては珍しく、基本的にはほとんど発生しない。


チートが頻繁に現れてたら世界がめちゃくちゃになるからだ。



ともあれ今はダンジョンの他の影響である。出土品やドロップ品は魔法体系という新たな枠組みを入れた新技術であり、様々な恩恵を世界にもたらしていくが、これを利用するのは何も善人だけではなく悪人もだがそもそも人類だけではない。


誰が両手が自由に使える人類だけがその恩恵に預かると決めたのだろうか?それは人類の放漫である。


太陽系から見たら大量のダンジョンから発せられる微量な魔力も数が多ければ遠くから見て地球がうっすらと輝いて見える。世はまさに地球への大侵略世界と言わんばかりにツーピースのフレーズがごとく侵略者どもが地球を目指し始めた。


土葬文化の土地では死体に常に微量な魔力が放射されるようになる。微生物すら生息できない海の底では氷河期の突入とともに滅んだ巨大生物の遺体が分解されないまま静かに再動の時を待っていた。

またただの自然現象であるはずのオーロラは見た目を変えず意思を持ち始めた。





今まで成果を発表しなかった隠れた天才(変人)学者は地球の様々な異変を察知し、地球の滅亡を予知したが信じる者は居なかった。



悲しいことに時代を先取りし過ぎた天才はいつの時代も詐欺師のような扱いをされ相手にされないのである。


もし彼の言葉を信じ、世界全体で一丸となって力を合わせていれば祝福なんてなくても地球は救えたのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ