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僕の拾った猫  作者: 古寺 咲夜
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雨の日に出会った黒い猫

雨の日、僕は『拾って下さい。』と書いた段ボールの中にいた猫を拾った。

その猫は全身黒色で金の目だった。

「君、うちに来るか?」

猫が人間の言葉を話せるわけがないのに、僕はそう言った。すると猫は返事をするようにミャーと鳴いた。僕は猫を持っていたタオルで猫を拾って帰った。

その3日後、学校から帰ると玄関にはけもののような耳がついた少女が立っていた。その少女はメイド服のようなものを着ていた。

「お帰りなさいませ、ご主人様」

口調もメイドそっくりだった。

「な……な……と……」

なんでそんな口調なの?なんでメイド服なの?というか君は誰?と言いたかったが、自分にもわからない言葉が出た。しかし少女は僕の言いたかったことがわかったようで、

「私は黒猫のミカ・イトミャス。3日前、あなたが家に連れて帰った猫よ」

と言ってくれた。

「それとこの服はあなたのお友達がくれたものよ」

「なんとなく誰がやったかわかるけれども、一応聞いておこう。誰が来たんだ?」

…こんなことをするのはコメに違いない。

コメとは僕のクラスメイトであり、友達でもある存在だ。本名は朝原あさはら 秀征しゅうせい。彼の実家は代々続く米屋で、彼が米好きということもあり、コメと言われている。

彼はメイドとアニメが大好きだと記憶しているので、メイド服をあげたのだろう。

「はい、そのコメという人です。」

「……おかしいだろ、『その』って…」

…どう考えてもおかしい。僕は何も言っていないのに『その』と言えるなんて…

「私は思っていることや、感じていることがわかるのです。試してみます?」

「もう試しているようなものだがやってみよう」

「では、何かものを思い浮かべて下さい」

僕はミカの言うとうりにものを思い浮かべた。その思い浮かべたものはミカだ。

「……あなたが思い浮かべているのは私ですね」

「正解だ」

やっぱり言い当てられた。

「私のことは話しました。次はあなたのことについて話して下さい」

「立ち話していると邪魔になるから、僕の部屋に行こうか」

はじめまして、古寺 咲夜です。リアルが忙しいので定期的に更新することは出来ないのですが、頑張って描くのでよろしくお願いします。

次は次は『僕』の自己紹介です。

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