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7月15日
今日から日記を付けようと思う。
大きな理由はない。でも、なんとなく書き残しておくべきだと感じた。
5月の初め、私は朝食を抜いた。その日からだと思う。ご飯が食べれなくなった、そしてそれを補うかのように喉が渇くようになった。
二か月が経った今も、それは変わらない。
最初は大して気にしていなかった。2、3日で治ると、実際に医者もそう言っていた。
それが気が付いたらもう二か月。一体私の身に何が起こっているというのだろう。
そこまで書いて、私はペンを止めた。
自分の身に起こっていることは、自分がよくわかっている。
「喉渇いたな……」
最近気温が上がってきているせいか、喉の渇きもより一層ひどくなっている。
私は水を飲むために台所へと向かった。
「あら、どうしたの?」
台所には母親がいた。最近やつれたように見える。いややつれたのだ、私のせいで。
「喉が渇いたから、水を飲みに来たの」
そう言って冷蔵庫に手を伸ばそうとすれば、あるものに目が行った。
「お母さん、あの花どうしたの?」
「え? あぁ、近所のお花屋さんで買ったのよ。 かわいいでしょ」
それは、母親の好きな薔薇だった
「……へぇ」
違和感
やがてそれは、恐怖へと変わる
私は意識を手放した。




