雑踏のなかで
人混みの中に紛れ込むと何故だか孤独を実感する
こんなにも周りには沢山の人がいて楽しそうなのに
私たちはどこにも関係性を見いだせず
それぞれ別個独立している
横断歩道、駅のホーム、個の集合体
みんな確かにここに存在していて
当たり前のように誰もそれを気にも留めない
通りすがりに肩が少し触れたとしても
本当は何も触れ合っていない
人混みは苦手だ…
誰かの存在をうやむやにしておきながら
私の存在だけはくっきりと浮かび上がらせて一人にする
自分も含めて客観的に世界を見てみると
そんな風に寂しさは至る所に現れるよ