宣戦布告の蠱惑的な微笑み
水無月葵(みなづきあおい)の紹介
誕生日:9月15日
誕生石:サファイア
星座:乙女座
血液型:A型
性別:女
属性:氷
武器:刀
身長:160cm
体重:47kg
スリーサイズ:85(D)・58・83
利き手:左
趣味:剣道、居合、習字
特技:和食料理
得意な教科:国語
苦手な教科:無し
好きな食べ物:寿司、刺身
嫌いな食べ物:シナモン
好きな異性のタイプ:誠実で真面目な男性
休日の過ごし方:学習での予習と復習
家族構成:祖父、父、母、兄
イメージ曲:いとうかなこの『追想のディスペア』
イメージキャラクター:スマイルプリキュア! の青木れいか(大体の外見と性格&氷属性)、緋弾のアリアの星伽白雪(刀使い&生徒会長)、空の境界の両儀式(身長と体重&着物美人)
座右の銘:継続は力なり
概要
『Magia』の登場人物及びサブヒロイン。桜の自己紹介を盛り上げた蜜柑に自己紹介は自分でやるものと諭し、その際に蜜柑に優等生と評された清楚な印象の美少女。学級委員長且つ生徒会会長も務めている。
「アレが今日のお客様か?」
一室の部屋へと向かう桜を案内する黒いローブを目深に被った女性の姿をモニターで見届けているのは、タイプの違う二人の青年だった。
一人は桜をお客様と了した筋肉質で185cm以上の大柄なヤンキー然とした端正な顔立ち。色白の肌に淡い緑色の短髪、厳冬の地にある冬の湖の様なアイスブルーの瞳は力強くも冷たげでモニターに目をくれ、相方と思われる青年に質問を投げかけるもそれほど興味のそそるものでも無かったのか、気怠げにテーブルに手を掛けている。歩く度に揺れる白いマントと金色のピアスが印象に残る。
「あぁ、そうだよ。彼女は知っていると思うかい? "時水晶"の在処を…」
筋肉質な男とは対照的に椅子に座り、白いテーブルクロスの敷かれたテーブルに右手で頬杖を突きながらモニターへと目をやるのは、細身で180cm前後の耽美系の妖艶な美形。色白の肌に銀灰色の腰まで届く長髪、晴々とした鮮やかな若竹の様なエメラルドグリーンの瞳は楽しげで一体何が起こるのかを予想しつつも気になって仕方が無い様な観客の様だが、口調は極めて冷静で表には出しておらず、紅茶の注がれたティーカップを右に持ち上げている。
「さぁな。エーデヴィッヒ様がありとあらゆる異世界中を探しても見つからなかった代物がそう容易く見つかるとは思わないがな」
「…見つかると良いね」
in・占い部屋
二人の青年がこちらの姿をモニターで好き勝手に見届けている事など露知らず、桜は女性に案内されるがままに占いをする部屋へと辿り着いたのだった。
桜を案内した女性は椅子へと座り、丁寧に配置された水晶玉のあるテーブルへと手を掛けると、桜が一言申し訳無さそうな声色で発する。
「…あの、私は占って貰う為に此処に来た訳じゃないんですが…。ただちょっと、道に迷っちゃって……」
「では、私が正しい道へと導いてあげるわ」
遠慮がちだが、自分の目的を言う桜の声を遮る様にピシャリと遠慮なく言い放つと、今まで素顔を隠す様に被っていたローブのフードを取る。
「あっ…」
肩にかかっていた黒髪がハラリと払われ、アメジストの様に神秘的で妖しげな紫色の瞳が桜へと向けられる。その女性の容姿に桜は思わず目を見開き、声を上げてしまった。
白く透き通った肌、それとは対照的に擦ったばかりの墨の様に艶やかな腰まで届く長い黒髪、まるで自分こそが正しい美貌とでも主張する様な聡明な静謐の輝きを誇っていた。
「どうしたの?」
そう問い掛けるが否やフッと妖しく微笑む女性…いや、少女は年齢に似合わず、蠱惑的で人の心を惑わせる様な表情で相手に微笑むのが得意な様だ。
まるで見蕩れているの? とでも言わんばかりに成熟した大人の女性の様な雰囲気を身に纏う同年代と思われる少女に桜は見惚れながらもハッとし、現実に戻る。
「な、何でもないです…」
「そう、なら続けましょう…」
そう言うと、目線を桜から水晶に移し、黒い手袋のされた右手を水晶に翳すのを見て、再び桜は誤解を解く様に説明し始める。
「と言うか、私占いに興味がある訳じゃないし、あんまり信じてもいないし、ただ自分の町に帰りたいだけで…」
そんな彼女の言い分を一切耳に入れず、彼女の道筋を占う妙に大人びた少女は水晶を見て少し驚いて、桜に向き直り、告げた。
「えっと…だから、その…」
「貴女には、これから素晴らしい出来事が訪れるわ」
「えっ、本当ですか……!」
そんな桜の期待に満ちた様な表情をモニター前の二人の青年が互いにニヒリスティックに嘲笑った。
「ハッ、下らないな…"幸せになる"とさえ言えば、皆あの様に喜ぶとはな…」
「幸せなんて、下らない幻想に過ぎないのにね…。実に哀れだよ」
大柄な青年は、見下したかの様に、細身な青年は、呆れるかの様に。瞳に秘めた感情は違えど一人の少女を嗤うのは、些か気分の悪いものだが、肝心の少女はそんな事に一切気付かず、これからどんな事が起こるのだろうと胸を躍らせる様な表情でいた。
見ていて、滑稽だと言わんばかりにモニターから目を逸らして仲間と思われる青年に視線を向けた瞬間、嘲笑を浮かべていた青年の顔が驚愕に強張る。
いや、正確に言うと銀髪の青年が持っていたティーカップの中身を見て、強張ったと思われる。
「シャルデン…お前、"ソレ"……」
シャルデンと呼ばれた銀髪の青年は、それってコレの事かい? と山の様に積まれた角砂糖が入ったティーカップを持ち上げると、青年はそれ以外に何があるんだ馬鹿野郎と言わんばかりに言葉を発した。
「一体、どうするんだ?」
「飲むに決まってるだろ。グラビトン、僕は君が物事を考えるのが苦手な性格だと言う事は知っているけど、それすらも分からないレベルにまで知能が低下していたとはね…」
「いや、そのティーカップを持ったお前には絶対に言われたくない。あれほど、砂糖の摂り過ぎは良くないと前言ったばかりだろう!」
「良いじゃないか、僕が甘党だって事知ってるだろ?」
テーブルをバンと叩いて、説教をするグラビトン。角砂糖の入った入れ物とクッキーの入った皿が跳ねるが、それを気にせずに零れるだろと注意して、紅茶を一口含む。
「…で、どうなんだ?」
「……甘い。それ以上でもそれ以下でもない」
「だろうな」
シャルデンの何事も無い様に装って、想像以上の甘さ及びしつこさに苦悶を隠せない表情を見て、何故、コイツは頭は良いのに学習しない? と自問しつつ、頭が良いのと勉強が出来るのとでは違うと自答して、ハァと重い溜息を吐いた。
『グラビトン、シャルデン。聞こえる?』
互いに落胆しているところを一切知らない様な迷いの無い自分達二人を呼ぶ少女の声が耳に付けたピアス、マグネットピアスから聞こえる。
「ルーミアか、どうした?」
「お客様の占いはもう済ませたのかい?」
「えぇ、そうよ。それでその事についてなんだけど……」
ルーミアと呼ばれた黒髪の少女は再び耳に掛かる長い髪を払って、通信機になっている赤い宝石のピアスを覗かせながら話し出す。
グラビトン、シャルデンの二人も髪を耳に掛けピアスを覗かせながらその内容に耳を傾ける。
「…その話、嘘じゃないだろうな」
「にわかには信じ難い話だね」
『信じる信じないかは貴方達の勝手だけど、私の占いの正確さを信じているのなら肝に銘じておくべきよ』
「あの子は近い内に…私達の"敵"になるわ」
青はインテリのイメージが強いので、水野亜美ちゃんことセーラーマーキュリーの様に頭脳派なキャラクターが多い印象です。全てがそうとは限りませんが、基本的に青は優等生でしょう。
和風な大和撫子タイプのお嬢様ですが、部活では剣道、家では居合をやっているので結構武闘派ではあります。れいかさんも好きですが、現在再放送されているドキドキ! プリキュアの菱川六花ちゃんも個人的にとても好みです。医者を目指している辺り、亜美ちゃんを彷彿とさせます。
葵さんはとてもお気に入りのキャラクターです。こういった真面目で謙虚なしっかりしている女性が好きです。