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Magia ~楽園の魔法戦士~  作者: 紫苑
4/10

粘性生物(スライム)の名乗り

不知火業(しらぬいかるま)の紹介


誕生日:8月7日

誕生石:オニキス

星座:獅子座

血液型:A型

性別:男

属性:闇(若しくは邪)

武器:銃

身長:178cm

体重:70kg

利き手:左

趣味:射撃

特技:和食料理、運動系全般

得意な教科:数学、生物

苦手な教科:国語、歴史

好きな食べ物:おろし蕎麦

嫌いな食べ物:山椒

好きな異性のタイプ:母性を備えた家庭的な女の人

休日の過ごし方:散歩、適当に寝る、姉の買い物に付き合わされる

家族構成:姉

イメージ曲:巡音ルカ、初音ミク、GUMI、IA、鏡音リンの『一騎当千』

イメージキャラクター:咎狗の血のシキ(黒髪赤眼)、Fate/staynightのアーチャー(大体の性格)、デビルメイクライのダンテ(二丁拳銃)

イメージカラー:黒色

亡き親に対する疑問:名前のセンス


『Magia』の男主人公。とある事情が原因で"魔法戦士"となってしまい、悪しき存在である"邪神"と戦っている。偶然の様な出会いをした春ヶ野桜を助け、それ以降は手を組んでおり、まだ慣れない彼女を厳しくも優しい眼差しで見守っている。

物理的な意味で謎の生物と衝撃的な出会いを果たした桜は未だその場に立ち尽くしたままだった。

理由は様々な物が頭に思い浮かぶが、一番の理由としてはこの青いゼリーを思わせる様なプルプルした生物が自分の方を円らな瞳で上目遣いで見ている。

人の胸に当たっておいて何だが、この生物はとても可愛らしい外見をしている。

水滴状の身体にくりくりとした目と半開きの口と言う中々にとぼけた風貌をしているが、それが愛嬌のある姿だった。

おもちゃ屋にでも行けば、こんなぬいぐるみがもしかしたら売っているかもしれない。

とりあえず、捕まえてみようかと思ってその生物を見たまま歩を進めながらそのまま足を速めると驚いた様な声を上げて、逃げ出そうとする。

しかし、その生物と来たら大変逃げ足が遅いし顔だけしかない見た目も相まってか歩幅も大変小さい。

その生物自体は必死で逃げているつもりなのだろうが、運動があまり得意ではない私でさえもすぐに追いついて手で掴む事が出来た。


「へぇ~! 可愛い!」

「キュ~!? キュ~ッ!!」


とても悲鳴に近い叫びを上げるゼリーの様な生物。

心なしか何処かひんやりしていて、夏には丁度良いのでは? と思った。

しかし、今は春なのでちょっと冷たい、と抱き締めながら思った桜。

そして、生物を両手で掴みながら呑気に問う。


「貴方はアメーバか何か? 一体何処から来たの? お名前は?」


質問攻めにも程がある、と思わず自分でも突っ込みたくなる。

今のだけでも、三つの質問を謎の生物に対して訊ねた。

すると、謎の生物はそのゼリーの様な触感の身体を活かして桜の両手から脱出する。


「僕の名前はセラフィ! 妖精の世界ディーウァ・クァエダムにいたスライムだよ!」

「ディーウァ……?」


何とも言いにくそうな名前だ。

一回聞いただけでは、舌を噛んでしまいそうである。

そういえば、この生物は自分の問いに対してしっかりと名乗りを上げた。

スライムは本来、ある種の性状を持った物質(ドロドロ、ヌルヌルしたもの)を大雑把に指す言葉であった。

従って粘土や泥などの無機物から、生物の分泌する粘液などの有機物、またそれらの複合体など実に様々なものがスライムと呼ばれるので非常に曖昧である。

だが、魔物としてのスライムはアメーバの発見やそれに伴った怪奇小説の台頭などがきっかけで誕生した。

割と歴史の新しい魔物である。

小説や映画では『巨大化したアメーバ』というイメージそのままで表現される事が多い。

海外で生まれたTRPGやファンタジー小説などで描かれるスライムも基本的にそのイメージを共有している。

ダンジョンや薄暗い洞窟などにじっと潜んでいる姿は注意して観察しなければ水溜まりか岩場のシミの様にしか見えない。

その存在に気付かずにスライムの近くに来てしまった場合、哀れな獲物はさしたる間もなく粘性の身体に包み込まれてしまうだろう。

この魔物に一旦取り込まれれば、脱出はとても困難だ。

スライムの大きさによっては、仲間に助け出される間も無く瞬時に消化されてしまう事すらある。

原生生物故か知恵は持たず、交渉の余地もないという恐ろしい存在なのだ。

そんな恐ろしい魔物を可愛く愛嬌ある姿へと登場させた有名な某RPGは色んな意味で凄い。


「と言うか、喋れるんだ……」


先程までキュ、と言う鳴き声ぐらいしか聞いていなかった為か今更それに気付く桜。

それより、妖精の国って何処にあるんだろう?と疑問を浮かべながら辺りを見回すとそこにスライムことセラフィの姿はいなくなっていた。


「あれ? セラフィ?」


もしかして、今見た光景は全て夢だったのだろうか? と思うぐらいに呆気無く、何事も無かったかの様にセラフィは消えていた。

が、自分のすぐ横に辞書を思わせる様な分厚い本がある。

こんな本、勿論自分が持ってきている訳が無い。

たった今、夢と決めつけた物事を遡って過去に振り返ってみると自分はライムと会う前に空で飛んでいる本を見かけた。

それがこの本だとしたら、自分に起こった事は夢と言うにははっきりし過ぎていないだろうか?

試しに頬を抓ってみる。

普通に痛覚があったので、自分の今の状況は現実と言える。

本もちゃんと手元にある。

と言う事は、自分に起こったこの奇妙な出来事は夢と決めつけるにはまだ早い。

あぁ、新しい友達が出来ればこの事を話す事が出来るのだろうか、と思いに耽る桜は夢見る様な足取りで転校する高校へと向かっていった。

黒髪赤眼、ロングコート、指ぬきグローブ、二丁拳銃…と言う自分の中の中学二年生が疼き出しそうな要素満載の厨二病なイケメンキャラクターです。

没の時から、元々出来上がっていたキャラクターで相違点と言えば、武器が大剣かどうかと言う点です。

王子様系のイケメンと対になるキャラクターで女主人公を取り合う様なキャラクターで"俺様"の要素が強かったです。

あの時の女主人公は非常に地味で素朴でしたが、今は結構萌えキャラの如く派手です。

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