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Magia ~楽園の魔法戦士~  作者: 紫苑
3/10

角を曲がって、出会ったのは?

春ヶ野桜(かすがのさくら)の紹介


誕生日:10月14日

誕生石:ローズクォーツ

星座:天秤座

血液型:A型

性別:女

属性:治癒

武器:弓、短剣

身長:156cm

体重:45kg

スリーサイズ:86(F)・56・83

利き手:右

趣味:洋食料理やお菓子を作る事

特技:洋食料理とお菓子の盛り付け

得意な教科:家庭科

苦手な教科:数学、化学

好きな食べ物:さくらんぼ

嫌いな食べ物:ミョウガ

好きな異性のタイプ:包容力のある男の人

休日の過ごし方:お買い物、或いはお菓子作り

家族構成:父、母

イメージ曲:分島花音の『サクラメイキュウ』

イメージキャラクター:バカとテストと召喚獣の姫路瑞希(大体の外見&大体の性格)、Fate/stay nightの間桐桜(下の名前&イメージカラー)、涼宮ハルヒの憂鬱の朝比奈みくる(萌えと可愛いを意識している)

イメージカラー:桜色

恋愛に対する姿勢:よく見て、よく考えて


概要


『Magia』の女主人公。とある事がきっかけで"魔法戦士"となった16歳の少女。世界を滅ぼそうとする悪しき"邪神"の存在を知り、怯えながらも妖精に与えられた誕生石で魔法戦士となり、仲間と共に戦う決意を抱く。


外見・性格


可憐で優しげな雰囲気を纏う桃髪赤眼(桃髪の腰まで届くウェーブのかかったロングヘア。目は縦長のタレ目で赤紫色)で桜の花飾りが特徴的なカチューシャを付けているのが特徴の美少女。優しい性格もあってか、密かに異性からモテたりする(クラス内の男子のみが行う『美少女選手権』にて4位に輝いている。ちなみに1位は葵)。

エルシオン学園にて転校してきた高校二年生の16歳。自己紹介の際に緊張で上手に出来ず、見かねた蜜柑のフォローでどうにか成功した。

一人称は「私(わたし)」で一貫している。二人称は「貴方」。敵に対しても変わらない辺り、穏和な性格が窺える。

雰囲気に違わず、真面目で優しい性格の持ち主。一見すると気が弱そうに見えるが、遠慮がちになりながらも自分の思った事や意見はしっかりと口にする意志の強い部分もある。

最近の高校生にしては、素直で純粋。自分より他人を優先させたりするなど、良く言えば献身的、悪く言えばお人好しで茜に「悪い奴に利用されそう」とまで言われてしまっている。

前述の魔法戦士になれると言う事を除けば、『Zenith』の主人公である五十嵐颯の様な霊媒体質でもない普通の女の子である。

尚、成績は平均より上だが、数学や、化学などの理系は苦手で運動もそこまで得意ではない。魔法戦士になった際は身体能力も上昇するが、弓矢を使った遠距離、回復、補助などの後方支援の方が向いており、本人も「下手に前線に出ると、足手纏いになる」と自覚している。

そろそろ良い時間なので、家を出た。

まず、最初に見えるのは白いコンクリートの道。

そこを少し歩いて、右手にエレベーターがある。

いつも、矢印が下に向いているボタンを押して自身の階にまで上昇させてから一階へと降りる。

ちなみに朝の時間帯だと、大体一階に止まっていて自身の階に来るまでに数秒の時間を使うのはほぼいつもの事だ。

そして、今日も同じでボタンを押してエレベーターが来るのを待つ。

階を示す数字が1、2、3、4、と徐々に増えていく。

4の表示が5へと変わり扉が開いた。

これもよくある事だが、エレベーターには同じ朝の時間帯の人達も乗っている。

それはスーツを着たサラリーマン、私服の大学生の女性、中学生、或いは高校生。

エレベーターへと足を踏み入れる際に軽く頭を下げ、おはようございますと言うのは一般的な礼儀だ。

相手も軽くおはようございます、と返してくれる。

だが、たまに仏頂面で返さないのもいたりするのでそういう人とははっきり言って乗りたくもないのが本音だ。

色々考えている内に一階へと付いた。

そうして、このマンションを出ると春らしい季節に相応しい青空が見える。

心地良く頬を撫でるそよ風によって、髪がやや揺れる。

気分は、とても爽やかだ。

家に居た時の不安を全て消してくれる様なこの朝の始まり。

やはり、4月はこうでなくては。

そんな事を考えながら、新しい高等学校へのスタートを切る事になる学校へと歩を進める。

その道中には自分が前に通っていた中学校もあって、何処か懐かしさと寂しさを感じてしまう。

上には4月らしい桜の樹が自身の視界に入る。

桜の寿命はとても短いので、散るのも早い。

自分の名前と同じ花は子供の頃から好きだった。

ただ、やはり散るのは悲しかった。

次にこの花と会えるのは、また来年の春だろう。

それまでにじっくり、とこの桜を目に焼き付けておこうと彼女は考えていた。

そんなセンチメンタルな気持ちで歩いていると、ちょっと先に曲がり角が見えた。

甲高い声で遅刻遅刻、と慌ただしく叫ぶ一昔前の少女漫画の主人公が男性とぶつかってしまうのは、大体この曲がり角が原因である。

そして、ぶつかって転んで膝を擦り剥く場合も見られる。

いちいちそんな事で怪我をしていたら、危なっかしいにも程があるがフィクションと現実の区別は付いているお年頃なのでそんな事は無い。

でも、逆にそんなドジッ娘がいたらちょっと見て見たくもなるし、曲がり角で出会う男性も見たい。

ちょっとの期待を胸に秘めながら、曲がり角へと歩を進める。

そして、曲がる。


……まぁ、ある訳無いよね。


分かっていた。

分かっていたが、ちょっとの夢を見たって良いじゃないか、と自分に言い聞かせながらも自分にぶつかる男性との出会いなどやはり少女漫画で見た夢想に過ぎない、ときっぱり諦めた。

そもそも、こんなのはかの有名な変身ヒロインものの原点とされる少女漫画の美少女戦士セーラームーンでも無かった。

セーラームーン及び月野うさぎとタキシード仮面及び地場衛。

そもそも、二人は年齢が違った。

ぶつかった二人が学校で出会う事になるのも少女漫画の定番だが、この二人は同じ学校はおろか年齢が違う。

タキシード仮面は当時のアニメを見ていた女性達から、絶大な支持を受けていて多くの少女達の初恋を奪った。

黒髪碧眼の長身の好青年、と言う説明は中々に良い。

それでいて、顔も良いのだ。

当時の少女達は劇中のうさぎ同様、相当なお熱だったに違いない。

だが、周りの女の子がそういう中で私はそこまででもなかった。

タキシードを着て、仮面で素性を隠して薔薇を投げて歯の浮く様なキザな台詞を言う。

男子には「何故、コイツが良いのだろうか?」、「何か胡散臭いだろ」と思った人もいたかもしれない。

本音を言わせてもらうと、私もそちら側だった。

何か、あの仮面が胡散臭くて嫌だった、とも言うべきだろうか。

現在、見返してみると私はどちらかと言うとタキシード仮面ではなくて、地場衛の方が好きだ。

同一人物だが、こちらの方が自然で好きだった。

特に好きなのは、ちびうさが登場してからで父親としての包容力を持った温厚な男性像に惹かれた。

世の中にはマザコン、と呼ばれる良い年の男性が母親離れ出来ない状態の事を言うが、それはきっと自身が付き合う女性に無意識に母性を求めているからではないだろうか。

それはきっと、女性も変わらないのかも分からない。

一番大切なのは、きっと優しさだ。

将来、結婚をするのであれば包容力のある優しい男性と出会いたいものだ。

曲がり角で出会う人なんて、いませんでしたけどね。

一旦、脳内に懐かしきセーラームーンから離れて現実の曲がり角を少し歩いた時だった。


「キュ~ッ!!!」

「……ん?」


子供の様な鳥の鳴き声とも形容出来ない独特の甲高い声が耳に入った。

首を声の聞こえた方に振り向いてみても、特に何も見えない。

辺りを見回すと、何やら羽を広げて飛んでくる鳥と思われるものが視界に入るが一体何なんだろう、と疑問が浮かぶ。

目を細めて見てみると、それは自分の方向へと近づいてくるのが分かった。

そう、自分の元へと飛んできたのは鳥ではない。

本だ。

しかも、結構分厚い。

などと悠長な事を考えている場合では無かった。

鳥だと思っていたら、本だった。

そんな馬鹿な、と言うツッコミを自分で行うが内心かなり驚いている自分がいる。

しかも、何とその本の中から青いゼリーの様な物体、いや違った生物が抜け出していくのが見えた。

割と本当に見えたのだ。

そして、その青いゼリーの様な生物はこちらに向かって近づいていく。


プヨンッ。


自分の胸辺りに当たった。

プヨプヨしていたせいなのか、そこまで痛さは感じない。

ふと自分の胸へと当たった生物に目を向けてみた。


「キュ?」

「……えっ?」


自分の目の前に立っていたのは、水滴の様な形をしている青いゼリーを思わせる触感の謎の生物だった。


普通は女性の主人公と聞くと、平均的な容姿のキャラクターや普通系を思い浮かべますが、桜はゆるふわ系と言った萌え系にありがちな容姿です。

……実は現在では没になった女主人公の容姿は、監獄学園の栗原千代ちゃんみたいな茶髪ボブカットの女の子で性格も違いますし、仲間のキャラクターも結構違っていました。

魔法戦士としての戦闘能力は武器を使った白兵戦が主ではなく、弓矢を使った射撃、回復や補助による後方支援が主ですが、プリキュアの主人公にありがちな浄化能力でトドメを刺します。

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