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第44話 目覚めた先は

 ………


「はあ!」


 ハアハア……ハアハア


 視界が元に戻るまでに時間がかかった。息が戻るのはまだ先になりそうだ。


 ハアハア……ハアハア


 周りを見回す。ここは……どこなんだ?

 広い部屋のようだ。窓は一切なく天井は丸い。プラネタリウムを思い出す。壁からはダクトのようなものが出ている。どこなんだここは?


 ハアハア……


 そして、周りに広がる光景。



 死体、死体、死体………。部屋一面に死体の山がある。



 ハアハア


 なんだんだよ。ここは?


 とにかくここを出ないと!

 持っていた刀と銃を腰にしまう。そして、死体をかき分けて出口へと向かう。出口はすぐにわかったこの部屋に唯一の出口だったから。

 エレベーターのような扉が一つあった。他は窓一つない壁が続いている。


 ハアハア……ハアハア



 動くと息が切れる。傷はかなり深いようだ。だけど、こんな部屋にはいられない。ここがどこだか確かめないと。


 ハアハア……ハアハア


 ようやく出口へとたどり着いた。エレベーターの扉に手をかけるようなものだ、全く開かない。扉の周りを見回すとボタンを見つけた。ダメもとでボタンを押して見る。


 静かに扉が開いた。俺は体を引きずるように部屋の外に出た。ようやく死体の山から抜け出せた。


 部屋を出るとしばらくしてまた静かに扉が閉まった。


 ハアハア……ハアハア


 息の乱れはなかなかおさまらない。傷はまだ回復中なんだろう。部屋の中を見て声が漏れる。



「う! 嘘だろ?」

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