白雪姫ダークネス
練習作品です、軽い気持ちで読んでください、でも後味が少し悪いと思われるので後悔するかもしれません、悪しからず。
昔々、あるところにとても美しい女性がたくさんいる国がありました。
美女の国とも言われ、それはそれは華やかな国でした、その中で一番美しいのは王女様でした。
王女様は魔法の鏡に問いました
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡は答えました
「それは、王女様でございます」
その答えに王女様は満足し、笑みをこぼしました。
王女様の笑う姿は国中の者を虜にしました、そして、国中の噂にもなりました。
時は流れ、王女様に娘が生まれました。
雪のように白い肌から、白雪姫と名付けられました。
白雪姫はすくすくと育ち、同時に容姿もとても美しくなって行きました。
白雪姫の噂はあっという間に国中に広がって行き、噂でいっぱいになりました。
しかしそれを快く思わない人がいました、王女様です。
王女様は魔法の鏡に問いました
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡は答えました
「それは、白雪姫でございます」
王女様はこの答えに怒りました、そして、自分が一番になる方法を思いつきました
「そうだわ、白雪姫さえいなくなれば、また私が一番になれるわ」
そう思いついた王女様の顔には、以前までの美しい笑顔は無く、醜い笑みがこぼれていました。
そして、王女様は白雪姫を殺してしまいました。
王女様は魔法の鏡に問いました
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡は答えました
「それは、◯◯町の花屋の娘でございます」
王女様は怒りました
「白雪姫がいなくなったのに、なぜ私じゃないの!」
そして、王女様はその花屋の娘を殺してしまいました。
花屋の娘の死を見届けた王女様の顔は、卑しい笑みがこぼれていました。
王女様は魔法の鏡に問いました
「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番美しいのはだあれ?」
鏡は答えました
「それは、◯◻︎町のご令嬢にございます」
王女様はまたまた怒りました。
「なぜなの!なぜ私が一番ではないの!」
王女様はもう止まりませんでした、怒れば怒るほど、王女様の顔は醜くなり、殺せば殺すほど、王女様の顔は卑しくなって行きました。
いつしか、その国に美しい女性はいなくなり、恐ろしい魔女が支配する国と成り果ててしまいました。
これが処女作とは思い入れのかけらも無いですね!でもフリーゲームみたいにして誰か作ってくれないかなー?